岩舟山〜晃石山〜大平山(栃木)

2024年2月24日(土)晴後曇一時晴




〇体力度B- 神経度A (歩行合計約6時間20分)
◇5万図 栃木
□筆者参考文献 過去の拙報告 及び「岩舟山」「馬不入山」「晃石山」で検索したネット上の複数記事


 岩舟山は94.05.08に、大平山〜晃石山は94.01.07に歩いていますが、もう具体的記憶はあまりないし、馬不入山は行ってないしで、これらを結んで歩く事にしました。この前後、雪や雨の日が多くて、晴の予報は2/24(土)だけだったので、仕方なくこの土曜日に行きました。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 岩舟駅前ら線路沿いの道を左へ。朝霧の中、右手民家の奥に岩舟山山頂直下の絶壁が望まれる。



 突当りを右折すれば車道を渡った先が岩舟山の登山口。地図にも示された通り長い石段を登る。



 登り着いた山号「岩舟山」の高勝寺境内、高みを求めて三重塔の奥を登って行けば左手に更なる高みが。1mちょっとの岩場を登って卒塔婆の多い道、笹薮の道を行けば岩舟山山頂で南面の展望が開ける。
 絶壁の手前にある三角点には標石はなくコンクリートで、白い陶磁器の円盤に「三角点」と青文字が記されている。(※コンクリートの穴の中に三角点の金属プレート有。木の葉が詰まっていて気が付かなかった。普通は標石だが、金属プレートはたまに見かける。)



 高勝寺境内から東へ車道を下る。



 途中、左手に見える岩頭は傾斜が90度超えで迫力があるが、前景に邪魔されず写真を撮ろうと思っていたら、そんな場所は見つからないまま麓まで下ってしまった。少し離れた東方から岩舟山北側を撮影。



 溜池の東側の車道を北上。神社があったので寄ってみた。鷲神社だった。
 その先に指導標があり、馬不入山登山口への近道(小径)へ。突当たった車道を渡ってすぐ左に登山口があった。



 気分の良い尾根道を登って行く。



 最初の250m圏峰からは意外と大きく(30m以上)下る。鞍部付近の登り道は尾根と言うよりやや緩い傾斜の山腹を直登する道だが雰囲気は良い。



 その後もジグザグにもならず、冗長でもない丁度良い傾斜で効率的に登って行く。鞍部から20分ほどで登り着いた馬不入山では持参したリンゴを食べ、休憩後出発。この辺りから見かける人が増えてきた。



 馬不入山からの下りの後いくつものピークを越えて行くが、主稜上も雑木で明るく気分の良い道。



 下り着いた桜峠からは左手にいい形の山(※諏訪岳)が見えた。四阿があるが、先客がいて、外のベンチは昨日の雨や雪で濡れているので何とか座れそうな程度の湿り気の切り株に腰かけて休憩。



 桜峠からの登り道にはしばらくの区間、中央分離帯のような柵が設けられていて右側通行になっている。それくらい人の多い場所と言う事か。
 次の390m圏峰からは左手に桜峠よりは広い展望が得られる。



 その後、またいくつかピークを越えた後、晃石山の手前で指導標は右の巻道(地図の神社記号方面)を示しているが、尾根道をそのまま登った。予定通り本日の最高峰・晃石山の山頂で弁当タイム。幸いにも2基しかないベンチの一つが空いていたので、そこでガスバーナーで湯を沸かし、即席味噌汁を作った。人通りが多いのでバーナーは味噌汁だけで撤収。



 山頂は木に囲まれていて、三毳山方面及び北北西(※あさひヶ丘CC、鍋山三峰山)方面のみ展望が得られた。



 晃石山からは主稜の道ではなく、神社記号への道を下った。記号は晃石神社だった。社殿前の巻道を左に行き、主稜の道に合流、大平山を目指す。この道も相変わらず雰囲気がいい。途中、右手前方が開け、大平山方面が望めた。その右に筑波山も見えたが、もやでうっすらぼんやり。
 310m圏アンテナピークを右から巻けは車道に出るがすぐ左の小径へ。間もなくまた車道に出るが、左手に分岐する小径を登って行けば富士浅間神社があり、その裏手が大平山山頂。神社の前にいくつものベンチがあるのでそこで本日二度目のバーナータイム。インスタントコーヒーを飲んで休憩。人はあまり来ないし、もう後はほぼ下りのみなので気が緩んで、弁当タイムでもないし展望地でもないのに30分近く休んでしまった。



 大平山から下って大平山神社の境内に着く。ここにはいくつもの神社が並んでいる。



 社殿前の石段を下り、出合った車道を右へ行く。右から道を合わせる三差路から更に進めばお食事処が立ち並ぶ謙信平。
 ここからの風景は平野に点在する小山を島に見立てて「陸の松島」と呼ばれる。展望台に上ったが、この日はもやで視程が悪く比較的近い三毳山でさえ霞んで見えた。展望台の下のベンチで本日最後の休憩。



 車道をそのまま進み、「もみじ庵」の手前で右の林道に入る。そのまま行きそうになるが、100mくらいで左の小径を下る。これも100mほどで左後ろから来る遊歩道のような広めの道に合流。
 しばらく下って車道を横断、154.1m三角点峰を右(西)から巻く。右手が開けて、歩いて来た晃石山方面の主稜が見渡せる。



 その先、地図にも示されている長い石段の下りとなる。石段と言っても、傾斜が緩いので数段下っては踊り場の繰り返し。途中に石碑や石祠の立ち並ぶ場所があった。



 石段を下り切れば大平山登山口。指導標の他、「御大典記念」の大きな石碑が立っている。



 左へ下って行き、客人神社の右でやや広めの車道に合流したら右へ行き、すぐ左の細めの車道へ。両毛線の踏切を渡って行けば、広い車道に合流し、すぐ先の五差路はぶどう団地入口交差点。正面のやや細めの車道を道なりに行けば東武日光線の踏切があり、渡って右へ線路沿いに行けば左側はずっと日立製作所。右側線路を特急車両が2本通過するのを見た。やや退屈な道をしばらく行けば新大平下駅東口に着く。

 行動時間中は晴れの予報だったのですが、後半は雲が多く、もやで遠望は利かなかったのは残念でしたが、気持ちの良い明るい雑木の道が多く、好展望の場所や神社仏閣等の旧跡も多くて非常に素晴らしいコースでした。
 ただし、土曜日とは言え、予想外に人が多かったのには閉口しました。すれ違ったり追い抜いかれたりの時その都度停止するのは時間をロスしますしペースが狂います。人が写り込んでしまうため、写真も撮りにくくなります。東京民的には高尾山周辺や奥多摩御岳山周辺に比べればかなりマイナーな山なので、休日でもすいてると期待したのですが、やはり、平日に行きたいところでした。



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