陣見山(寄居周辺)

2024年4月2日(火)晴




〇体力度B- 神経度A+ (歩行合計約6時間05分)
◇5万図 寄居
□筆者参考文献 「埼玉県の山」(山と渓谷社)過去の拙報告 ネット上の複数記事


  陣見山へは97.01.25に不動山から歩いたのですが、東へ尾根を辿り、波久礼駅へ下る予定だったのに、「ハイキングコース」の指導標につられて児玉方面へ下ってしまいました。なので、今回、久々に陣見山へ行くに当たっては逆コースで、その時未踏に終わったルートを登りに使いました。陣見山から先、逆コース完歩が時間・余力的に困難であれば、適当な所から下るつもりです。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 地図を見ると波久礼駅の裏手の尾根へは駅の少し北から190.7m三角点付近へ道がありそうだが、手持ちの複数のガイドブックが、南へ行き、尾根の末端から辿るルートを示しているのでそれに従う。
 駅前(線路西側)のすぐ南で線路を渡り南下。少し先で亀の井ホテル方面へ左折して道なりに登って行けば、ホテルの左から指導標が「円良田湖」を示す小径に入る。



 わずか先、円良田湖方面へ尾根を横切る地点に左へ尾根道の分岐がありそれに入って登って行く。
 190.7m三角点付近で左側を見たが、明確な道は見当たらず、やはり尾根末端から登ったて正解だったようだ。
 一登りした250m圏には石祠があり、賽銭と見られる少額硬貨が溢れるように供えられていた。


 ミツバツツジも見られる尾根道を進み、310m圏峰の西側、300m圏を登り下りするが、その前後も小さめのアップダウンを繰り返す。





 その後、木で階段状に土留めされた急登を頑張れば小平地に着き、そのすぐ先のピークが虎ヶ岡城址で、山頂は小広く均され四阿もある。



 ここで休憩して時計と計画表を見ると、かなりのタイムオーバー。このペースでは日が暮れてしまいそうで早くも不動山到達断念が決定的に。
 いくつかコブを越えながら高度を上げて行く。途中368.4m の三角点は気付かず通過。
 500m圏峰の先の鞍部で車道を横断し、最後の一登りで陣見山山頂。取敢えず、今回の主目的達成。



 朝食が早かったので、弁当タイムにしてもいい時刻になっていたが、テレ玉の中継局施設がある山頂は展望皆無であまり気分の良い場所ではないので、休憩だけで出発。
 陣見山の西の鞍部は車道が通っていて、そこからは近景の桜と共に南面・長瀞方面の展望が得られた。



 再び小径を登って行きいくつかコブを越えながら昼食適地(平坦で切り株等座れる物がある場所)を探すが見つけられないまま車道が通る榎峠へ。
 付近を探したが椅子代わりになりそうの物がない。仕方なく、また小径に入って登って行くと485m標高点峰付近で横たわる丸太発見。これをベンチ代わりにして、ようやく弁当タイムにあり付けた。



 曇って来たので榎峠へ戻っての下山も考えたが、食事が済むと何だかやる気が出て来て、好展望の雨乞山へ向かう事にした。
 先へ進むとすぐ車道に合流。この先、車道は尾根沿いに行くがピークは左側を巻いて行く。車道が巻く区間は小径(「ハイキングコース」の指導標あり)が稜線を辿っているが、名のあるピークや展望地もなさそうなので、今回は平坦で楽な車道のみを行った。
 その後車道は登りとなって雨乞山(510m標高点峰)到着。南面に展望が得られる。休憩後、更に車道を辿る。



 緩く下って行くと右に下る小径が分岐。GPSと地図で間瀬峠へ下る道と確認して、それに入る。気分の良い落葉樹の道を下って行けば間瀬峠に着く。



 すぐ先で近道になりそうな林道は通行止め、地図上その先から左に分岐する小径も入口発見できず、そのまま県道を下る。
 車は10分に1台くらいしか来ないし、展望地もあるし、沿道に桜は多いし、スミレの群落も見られ、県道の下りは意外に楽しめた







 山麓まで下れば射撃場入口交差点でR140に突当たる。
 地図を見るとここからは右・野上駅(※約1.3km)の方が左・樋口駅(※約1.5km)より僅かに近そうだが、寄居経由で帰るので、樋口駅を目指す。(西武線沿線住民なら、野上駅から御花畑・西武秩父経由が好適。)



 樋口駅へ向かうR140からは正面に陣見山が見え、辿って来た道の長さを実感出来た。天候は悪化の一途と思われたが、この頃は再び薄日も射すようになっていた。



 R140に入って樋口駅までは意外と長く感じる車道歩きだった。

 今回のルートではコース中、藪は全くなく、迷いそうな所もありませんでした。前回の拙記録を読んでも、藪は不動山周辺のみだったようです。尚、それによれば不動山は好展望でしたが、最近のネット記事を読むと展望皆無のようです。



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