〇体力度A 神経度A+ (歩行合計約3時間55分) ◇5万図 藤沢 □筆者参考文献 ネット上の複数記事 |
地理院地図で近場で未踏のショートコースを物色していたら、大山南尾根下部東側地域に目が留まりました。以前歩いた伯母様山への尾根や聖峰の尾根より南に未踏の支尾根3本発見。202.5m三角点峰(塔の山)の尾根とその南、吾妻山の尾根、更に南、弘法山の東の146.6m三角点峰の尾根です。今回はこれらを結んで歩く事にしました。 計画は小田急・鶴巻温泉駅から塔の山に登り、一旦南西麓に下りて吾妻山経由の尾根道を辿って善波峠で大山南尾根に合流、南尾根を弘法山まで南下したら東南東の146.6m三角点峰を経てその北東の麓へ下り、道なりに東海大学前駅へ至ると言うものです。 ググってみると塔の山は北面が「県立いせはら塔の山緑地公園となっていて遊歩道完備。しかし、地図を見ると東から尾根伝いの道があり、鶴巻温泉駅からはこちらが近いのでこれを使う事にしました。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) 鶴巻温泉駅から県道<612>を北上、R246を歩道橋で渡ってE1下の側道を進みます。適当な所で高架下をくぐってE1の北西側を道なりに進めば、右・一本松橋からの道を合わせます。 道なりに登って尾根を乗越す辺りで左折路(塔の山東の尾根沿いの道)に入ります。農道仕様が少し先で終り、小径となります。 ![]() 地図では破線が塔の山山頂まで続いていますがおよよよよ、指導標(裏からのみ撮影で表示内容の記録せず、多分、右・塔の山公園、左・比々多公民館だったと思う)の少し先からは尾根道見当たらずT_T)。少し右へトラバースしてみましたが登路は見つからず指導標まで戻りました。 ![]() 最悪でも北麓へ下って塔の山公園側から登ればいいので、右(北)へ。 トラバース気味に進み、左折路がある度に入ってみますが行止りで戻ります。再び、農道仕様の道となり少し下って行くと左折路があり、これを登って行くと麓まで下りる事なく塔の山公園に入る事が出来ました。 公園内を登って行けば横浜方面が見渡せる展望台に着き、休憩。 ![]() その先、塔の山山頂を目指そうと思ったらガガーン、登頂路及び山頂付近は「危険木伐採等のため通行止め」。 仕方なく、北面のトラバース遊歩道を進み、西側鞍部付近にある西入口から車道を南下しますが、この辺の山間地風景はのどかでいい感じ。 ![]() 尚、塔の山の尾根はここから340m峰を経て454m峰で大山南尾根に合流していますがそれを辿るのは難路のようです。もうこの季節、藪は嫌ですし標高差も小さく収めたいので、塔の山からは尾根伝いに麓へ下る計画でした。 という事で、通行止めにより塔の山は大きく巻くハメになったものの、R246を渡る手前で当初計画していたルートに復帰しました。 R246を渡り、南下しますが道なりに行ったらカーブして東への道に入ってしまいました。すぐ気が付いて南への道へ入り直しました。住宅街を緩く登って行く道です。途中、道端に咲いていた赤紫の花(※シラン)に目が留まりました。 ![]() この道の末端突当りを右折、すぐに左折して右カーブ、左カーブと道なりに登って行けば吾妻山方面への登山口があります。 ここから先の登山道も地図上実線で示される太めの遊歩道で、割とひんばんに人とすれ違いました。見た目ハイカーの他、散歩っぽい人も多かったです。樹林帯で展望はありませんが、新緑の美林がいい感じです。 ![]() 登り着いた吾妻山のベンチで休憩。ここは山名表示がありますが、西側の鞍部との標高差は僅か(※2mくらい)で山頂と言うより肩のような場所です。 ![]() 次の目標地点は199m標高点峰。ネットで見た情報ではベンチがあるはずなので、そこで昼食の予定。しかし、ベンチは見つけられず(気が付かず?)通過していました(^^;。仕方ないので、次にベンチを見つけた場所で昼食と言う事にしました。無名のコースならベンチはそれ程アテにしませんが、このコースは遊歩道仕様なのでそこかしこに設置されていそうです。 善波峠の手前で弘法山方面への近道が左に分岐していますが大した遠回りでもないので峠に寄って行きます。 ![]() 善波峠の切通しは絶壁ですがその脇に登山道があってすぐに尾根上の道となり、左からさっき別れた道が合流して来ます。 しばらく行くと、前方に飲料自販機が見えました。遊歩道とは言え尾根上に自販機とは!。と思ったら右から車道が合流していました。車道からは丹沢表尾根方面が望まれました。 ![]() すぐに車道と別れて遊歩道を行き、最後のややきつい登りを経て広々とした弘法山山頂へ。結局吾妻山からここまでベンチは発見できませんでしたが、ここには多数のテーブル・ベンチが設置されていたので端の方のテーブルを確保することが出来ました。 ![]() ゆっくり昼食タイムを楽しんだ後、東へ下ります。大山南尾根末端部の本線は西側・権現山方面ですが人があまり来ないこちらの尾根道も整備されています。 146.6m三角点峰の手前で遊歩道は右へ下っていますが、三角点を目指します。こちらは普通の小径です。 三角点峰の山頂付近には朽ちかけた手作りの木製展望台があり、「天気の良い日は江の島を見渡す事が出来ます」とありますが、繁茂した木の葉に遮られて視界は非常に狭いです。三角点標石は草に埋もれていて、見つけるまでに山頂部を右往左往しました。 ![]() ここから北東へ尾根を10分ほど下ればコンクリの農道に出て、左へ下って行けば程なく住宅街の里道となります。 ![]() あとは道なりに緩く下って行けばE1の高架下をくぐって小田急の線路沿いの道に突当たります。ここから東海大学前駅へは左へ3分ほどです。 超低山は冬枯れの季節がベストシーズンですが、今回歩いた大部分のような整備された道なら、真夏以外は快適に歩けそうです。遠望が利かないのは残念ですが、新緑にどっぷり浸かるのも悪くありません。 塔の山に登頂出来なかったのは残念ですが、北側トラバースの遊歩道もいい感じでそれなりに楽しめましたし、他の2つの支尾根は予定通りのルートで辿ることが出来たので満足できるハイキングでした。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |