〇体力度A+ 神経度A (歩行合計約4時間00分) ◇5万図 八王子 □筆者参考文献 過去の拙報告 |
高尾山の東側、南高尾山稜から枝分かれして平野に沈む山域(個人的には「東高尾」と呼称)は軽めで比較的すいているハイキングを企画するのに適しています。高尾駅付近から始まり、浅川金比羅宮・四辻・草戸山を通り420m標高点峰(榎窪山)付近で南高尾山稜コースに合流する尾根道がそのメインルートで、そこそこ賑わっていますが、そこから東側に分岐する複数ルートを組み合わせれば、あまり人に会わないハイキングコースを設定する事ができます。 過去、下山路として南に急降下する表参道を何回か通った峯の薬師ですが、今回は初めて通る東参道からのんびり登って、本沢ダム〜草戸山〜権現平と辿り、町田街道・館クリーンセンター入口交差点付近へ下山するコースを歩きました。(文中、※は帰宅後調べて得た知見です。) 橋本駅北口から三井経由三ヶ木行バスに乗り上中沢で下車。こちらへ来るバスは少ないので、頻発している津久井観光センター方面経由の三ヶ木行を利用した場合、城山高校前から1.4km程歩く事になります。 ![]() 東参道は車道ですが、車はほとんど通らないのでのんびり歩けます。 やがて峯の薬師の事務所前の広場に登り着きますのでベンチで休憩。 ![]() 更に登れば奥の院ですが、およそ寺院らしくない建物です。 ![]() その先アンテナ群の東側を巻いて城山湖右岸の尾根を緩く下れば発電所の先に城山湖コミュニティー広場の駐車場があります。ここでトイレ休憩。 広場の奥へ進み、左手の階段上の車道を少し行けば左手に金刀比羅宮があるので寄って行きます。社殿の右手から登って奥宮を経て航空神社のある雄龍籠(おたつご)山山頂を往復しました。途中、東面の展望が開けますが、こちら側(北関東・東関東)の山は遠いので、条件の良い日でないと平野の市街地や高層ビル群等しか望めません。 ![]() 金刀比羅宮前の車道を道なりに左へ回り込めば本沢ダム(城山湖の堰堤)。その上を渡って左岸の尾根をしばらく登って行けばこの山域の主峰とも言える草戸山です。 ![]() ![]() ここは人が多いので長居する気になれず、一応最高点と思われる場所まで進んだ後すぐ踵を返して高尾駅方面へ続く尾根道に入ります。 程なく登り着く次のピーク(草戸峠のすぐ先の340m圏)では樹間に高尾山の主稜(薬王院表参道の尾根)が望めます。ここは左・高尾駅方面との分岐で、右・大戸方面へ行きます。 こちらも整備されたハイキングコースですが、平日とは言え人に殆ど出合わずに済むのは先ほどまでの道(城山湖周辺や高尾山〜草戸山〜峯の薬師の尾根道)とは大違いです。 310m圏峰の分岐では指導標の「至町田街道」の道を選びます。 やがて着いた権現平には前回(19.02.27)には無かった立派な地名標柱があり、テーブルやベンチも新しく立派なものになっていました。ここでコーヒータイム。老夫婦らしき登山者が登って来ましたが、十分休んで発とうと思っていた頃なので問題なし。この日高尾駅方面との分岐から下山まで出会ったのはこの一組だけです(^_^)。 ![]() 指導標が「町田街道」を示す道を行きます。 途中、右手が伐採地になっていて南東面の視界が開ける場所があり、小ピークからは丘陵の緑の上に白くて太い煙突(※館クリーンセンター)と校舎らしき建物(※法政大学社会学部)が目立っていました。 ![]() 町田街道・館クリーンセンター入口交差点付近でハイキングコースは終わります。 町田街道を渡って東に進めば左カーブして右手にバスターミナル、この先左手に館ヶ丘団地BSがあります。ここから頻発するバスを利用して高尾駅に行くのが定石ですが、今回は趣向で狭間駅まで歩いてみました。 バス通りを北進し、医療センターに突当たったら右折。この辺り、八王子南バイパスの工事で異様な風景になっています。 ![]() やがて左にカーブして北上、車道の突当りは正面に小径があったので突き抜けて行くとすぐ墓地の駐車場に出てしまいましたが右折して北上すればすぐ敷地から出て裏道を下って行きます。 下りきったところで明神橋と北野街道を渡りますが、ここから狭間駅へは標高差30m程も登らなければなりません。僅か東の路地に入り坂道・階段・坂道とジグザグに登って行きます。 路地からやや広い車道に出たら登りは一段落。左へすぐの交差点を右折、イトーヨーカドーの東側を北上、送電鉄塔で左折してイトーヨーカドーの北側を西進して狭間駅入口交差点を右折すれば正面に駅が見えます。ここから狭間駅までの200mは標高差6m程の緩い登りです。 平日とは言え草戸山周辺までは時々人に出合いましたが、それでも高尾山周辺はおろか奥高尾(高尾山〜陣馬山)等よりは遥かにすいていて、のんびりハイキングが出来ました。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |