竜ヶ谷山・石尊山(毛呂)

2025年3月20日(木・休)晴時々曇




〇体力度A 神経度A (歩行合計約2時間55分)
◇5万図 川越
□筆者参考文献 ネット上の複数記事


 例によって地理院地図で軽いハイキングの山を探索。先日の平沢富士山の北に同様の低山発見。 竜ヶ谷山と224.9m三角点峰(石尊山)。竜ヶ谷山はほぼ全体、石尊山は山頂三角点がゴルフ場敷地内なのでどうかと思ってググったら登頂可能のようなので行ってみました。2つの山は尾根続きではないので、一旦麓まで下ってからまた登る事になりますが、距離も標高差も小さいので両方登っても3時間程度のショートコースです。
 竜ヶ谷山はゴルフ場営業時間内に限り雷電神社参拝者は麓のカート道から登山道へ通行可能、石尊山も山頂部三角点への道は通行可能でした。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 JR・毛呂駅の方が近いのですが、筆者的には運賃が安くて乗継ぎも便利な東武・東毛呂駅から出発。左へ行って右折、あとは県道<39>を道なりに行きます。
 途中左側に出雲伊波比神社を見てその先で毛呂駅北の踏切を渡ります。しばらく直進しY字路は左へ。谷沿い(※阿諏訪川沿い=地図に河川名の註記なし)の車道を行きます。畑や梅の木を見ながら行く明るい里道です。


畑・梅の木・大平山(△334.4)方面を見つつ阿諏訪川沿いの道を行く。

 やがて、「雷電神社 入口 →」の標識(看板)に従って右折し、ちょっと薄暗い道をカーブしながら登って行けばゴルフ場の門(柵の出入口)がありますのでそれを開閉して場内へ。
 カート道の突当りを少し左へ行けば登山口。そこから一登りすれば石段となり、それを登れば山頂部にある雷電神社です。ゴルフ場内通行の条件が参拝なので、不慣れながら二礼二拍手一礼をしました。
 三角点はありませんが、神社の裏手の最高点に登っておきました。


雷電神社

 右手奥からは毛呂駅方面の展望が開け臥龍山(出雲伊波比神社)の青垣が目立ちます。その遥か奥には筑波山が薄く見えました。


竜ヶ谷山付近より臥龍山(出雲伊波比神社)方面、薄く筑波山を望む。

 来た道を引き返します。橋を渡って少し先で右折して細めの車道を登って行けば尾根に出ますので、老人ホームの脇の尾根道(始めは遊歩道)を行きます。


老人ホームの脇から尾根道を行く。

 少し先の分岐で右の尾根道を採り登って行けば山頂近くで鎖の手すりが現れますが、それ程の悪場ではありません。程なく、石尊山山頂部の一角(北端)に登り着きます。ここには「富士仙元大菩薩」の石碑やその説明板があります。


石尊山山頂部北端

 ゴルフ場の外縁と思われる金網柵の門を開閉して奥に進めばささやかなススキの原となり、山頂部南端近くに三角点がありました。


石尊山三角点

 東面が開けていて、市街地や遠くの高層ビル群が見えますが、残念ながらこちらの視程に山はありません。山は、南方に奥武蔵の東端部が見える程度です。


石尊山より南方の展望

 石碑の場所まで戻り、緑色の金網沿いに下ります。
 東の尾根を下る予定でしたが、金網沿いが悪路に感じられて少し左側に移って明瞭な尾根道を下って行き、GPSで確認したら東の尾根ではなく登ってきた尾根の東側を並行する尾根道で、北へ向かってました。戻る事も考えましたが、もともと、東の尾根に特段の通過目的地があったわけでもないのでそのまま下る事にしました。
 ひと下りすると右分岐に「長栄寺」を示す指導標。当初予定のルート(東の尾根から左折して北へ下る)にある寺記号の場所と思われるのでそちらへ。
 やがて、寺の上部で車道に出ますが、指導標が「毛呂氏館跡」を示す小径に入ってみました。すぐ墓地があり、その先に「毛呂氏館跡」の標識がありましたが山林が平坦になっている以外に特記すべき遺構は見当たりませんでした。先へ抜ける道はなさそうなので車道に戻ります。


長栄寺付近

 長栄寺付近で当初予定のルートに復帰出来ました(^_^)。霊園に囲まれた車道を道なりに下って行きます。それにしても墓参りと思しき人出がやけに多いと思ったら、この日は春分の日でした。木曜日なので平日のつもりで出かけましたが、休日でも混まない山で良かった(^^;。
 県道<30>に出たら僅か左から斜め右の道へ入ります。右に踏切の見える十字路を右折して踏切を渡り、最初の左折路を行きます。毛呂山小学校前を過ぎれば右手に出雲伊波比神社の入口があるので拝殿前まで行った後、臥龍山をぐるぐる散策しました。


出雲伊波比神社一の鳥居前より拝殿を見る。
 山道にも入り、最高点付近にも登りましたが樹林の中というだけで特記すべき物は見当たりませんでした。西側の入口から今朝通った県道<39>に出て、東毛呂駅方面へ向かいました
 昼食時ですが寄りたくなるような食事処がなかったのでスーパー・いなげやに寄って弁当を買いました。

 お手軽な割に変化もあって、筆者の様な有名コースはほぼ行き尽くした足弱者にお薦めできる楽しい無名のショートコースです。



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