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〇体力度A+ 神経度A+ (歩行合計約5時間05分) ◇5万図 熊谷 |
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足で山頂近くの地面を踏むとポンポンと音がするのでポンポン山。地理院地図から読み取った標高は39m程、見下ろす田んぼからの標高差僅か20m程の小さな露岩頭です。 以前(97.04.05)東松山駅から吉見百穴等を経て訪れています。その時の記録では帰路は「総合運動公園入口」からバスで北鴻巣駅へ行っていますが、現在ポンポン山周辺のバスの便は極めて悪く、通常、帰路も鉄道駅まで徒歩となります。 それで前回とは逆っぽく、徒歩で吹上駅から大芦橋を渡ってポンポン山へ登り、吉見百穴・松山城跡等見て東松山駅へ行く事にしました。今回のルート、大部分は舗装道路で、トレッキングシューズの底を減らすのは勿体ないので安い運動靴を着用しました。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) 吹上駅南口から西南西に延びる道を行きますが、荒川を渡る大芦橋は1本西側の県道<66>なので右折してそちらへ行来ます。ところが、右折を予定していた交差点を過ぎてしまいました。戻るのは業腹ですし、次の右折路の方がむしろ近そう(※約20m短縮)なのでそちらへ。 大芦橋は山を見るために右側を渡りたく(行ってみるとそもそも歩道は右側のみ)、<66>に突当たったら横断しますが、付近に横断歩道はなく、車の往来はひっきりなし。車列の隙間から横断するのに5分以上を要しました。(※当初予定のルートなら<66>に着いた交差点に横断歩道あり。) 大芦橋からは外秩父の山々の奥に武甲山〜両神山(※中間は甲武信ヶ岳付近か)が望め、北関東の山々も意外に近く(大きく)見えます。 ![]() 橋を渡り終えて、大芦橋(南)交差点(五差路)も越えて<66>をそのまま進み、右前方に「ALBION」と壁に表示された建物(※化粧品の工場)がある交差点で左折します。 しばらく道なりに進みます。地図上24m標高点付近では左へ僅かにずれて(左折してすぐ右折して)進みます。 その先GPSと地図で注意深く確認しながら進み、「ALBION」の交差点から1kmほどで左折路に入り、少し(※地図上約160m)進んだ所の右折路(入口に石地蔵あり)が地図上実線で示されたポンポン山へ向かう道です。 ところがこの道は200mほど先、左右にソーラーパネルが並ぶ場所で行止まりになっていましたT_T)。地理院地図は地形図なので破線の道(小径)はあまりアテになりませんが、実線の道(幅1〜3mの道)も行ってみると時々廃道になってたりしますのでさほど動じません。 ![]() 石地蔵まで戻り北側から山裾近くの道を回り込んで行くとポンポン山を示す標柱を発見。正面の階段を登って行きます。 ![]() 登り終えて左へ僅かで高負彦根(たかおひこね)神社の入口です。 ![]() 神社の奥の比高僅か数mの露岩頭がポンポン山です。 早速土のある所を踏んでみましたが、響く場所は散在しており、それぞれは半歩ずれれば響かないくらい狭かったです。音も前回よりはっきりしない感じ。将来、響かなくなりそうで残念です。 せっかくなので最高点と思われた露岩は踏んで来ました。 ![]() 神社前に戻り、「ポンポン山公園」を通って下山。先ほどの標柱から左折した場所の道に降り立ちました。 少し南下して突当りを左折、神社の先を右折して行けば左手に八丁湖方面への遊歩道入口がありましたが、初めはそれを通過し少し先の右折路に入ってしまい引き返してそれを発見しました。地図で右側にあるため進行方向で右折してしまったと言うしょうもない勘違いでした(^^;。 遊歩道にある掲示によりこの辺の森林一帯は「八丁湖公園」である事が知れました。途中右手に吉見百穴と似た「黒岩横穴墓群」が見え、やがて湖畔の道となり、堰堤上を通る車道へ出ます。 車道右脇の遊歩道に設置されたベンチで休憩。 ![]() 八丁湖から道なりに南下して吉見観音に寄ってベンチで休憩。 ![]() 吉見観音からは右へ細い車道を行き、広い車道に突当たって右へ。 地図上郵便局(実際は無かった。※約50m左へ移転した模様。)の記号ある所で県道<271>合流して右へ。 しばらく進み、「北向地蔵」のある交差点を左折しまししたが、ここでも初め行き過ぎ(※約180m)てしまい引き返しました(^^;。 当初の計画では、この道を右カーブする先、松山城跡と吉見百穴の間近くまで進み、吉見百穴入口より手前に松山城跡入口があったら松山城跡へ先に寄るつもりでしたが、カーブより200mほど手前で「→ 吉見百穴」の標柱に釣られて右折してしまったので、吉見百穴が先と決まってしまいました。 道なりに進み、左へ回り込めば吉見百穴の入口です。入場(300円)しベンチで休憩。 ![]() ヒカリゴケ自生地の横穴を覗いてみましたが前回は光ってる様に見えたのに今回は見えませんでした。 横穴群の斜面の階段を上部まで登ってみると展望所になっていて、外秩父の山々等が見渡せます。中央奥に武甲山が頭を出し、左奥には奥多摩の山々、大岳山の左奥に富士山が重なっていました。 展望所の奥、山頂部にはなぜか一軒家があり、「野菜直売所」とありましたがあまり流行ってる気配はありませんので維持出来ているのが不思議です。 ![]() 吉見百穴の施設を出て取付道路を左へ僅かで一般道に合流。目の前の丘が松山城跡のはずですが付近には入口はなく、南へ進み、川沿いの道に入って少し左でやっと発見。 樹林帯の斜面を登って辿り着いた切開きが「本曲輪」でした。平坦に均された地形以外城の遺構らしきものは見当たらず、神社の跡らしきコンクリートの基礎が目立っていました。 ![]() 「二ノ曲輪」「三ノ曲輪」「曲輪四」と辿って東側へ抜けました。各曲輪の間では空堀らしき鞍部を通りましたが石垣や建物跡のような目立つ遺構は見られませんでした。 城跡の出口から南へ進み、川沿いの道に突当たって右へ少々で先ほどの入口を通過、橋を渡って左折すれば東松山駅まで一本道ですが、途中「ウォーキングセンター」があったので寄って行きました。東松山周辺の散歩コースや「スリーデーマーチ」等の展示や配布資料がありました。 前半、バテてもいないのに平地の割に時間かかってるのは、信号待ち以外に現在地や前途の確認で度々立ち止まったせいと考えられます。でも、道探しにより、見所以外も退屈せずに歩けたと言えます。 大芦橋辺りは遠くの山々を見ながら歩けましたし、ポンポン山以降は見所が何カ所もあって充実した散歩コースでした。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |