９８年１１月２１日(土)晴

ＪＲ・青梅1050…1120天祖神社1130…二ツ塚峠1209…馬引沢峠1225…赤ぼっこ1240…
      (197)　 30　 　　(225)　  39 　(358)　　16　　(326)　 15 (△410)　　12

1252天狗岩1320…1430宮ノ平
　 　(370)　　70   　(218)


　　　　　　　             　　　体力度Ａ+ 神経度Ａ (歩行合計約３時間30分)
 ◇5万図 青梅 五日市
 □筆者参考文献 「東京都の山」(山と渓谷社)

　奥多摩の主要部分は概ね青梅線では日向和田と、五日市線では武蔵五日市以西になりますが、その以東の丘陵部にもハイキングコースは存在します。
　このコースは前回積雪のため、二ツ塚峠から秋川側へ転進するハメとなったので、無雪期(この辺りはいつも普通は無雪期ですが(^^;))の本日再挑戦したわけです。

　青梅駅から少し東進して右へ行く秋川街道(五日市方面へ抜ける車道)を南下。調布橋で多摩川を渡る辺りまで結構下って行くので、標高を損した気分。その先長淵５丁目BSのすぐ先右手に天祖神社の入り口があり、本日最大の急登とも言うべき、標高差40mくらいありそうな石段道を登り切ます。登り着いた境内の広場のベンチで早くもお弁当タイム。
　途中、墓地公園で30mほど車道を通りますが、二ツ塚峠までの道は概ね尾根に沿って、雑木林も多い、気分の良い遊歩道です。二ツ塚峠まで、前回は積雪のため青梅から２時間かかりましたが、今回は無雪で天候も良く、１時間15分程で達することが出来ました。
　二ツ塚峠は、鞍部ではなく、尾根が分岐するピーク付近なので、折角ですからえぐれた道から、２〜３ｍ高いピークとおぼしき場所へ足跡を残します。
　前回は、膝までもぐる積雪に耐えかねて左方の新二ツ塚峠道(車道)へ転進しましたが、今回は、右の天狗岩方面へ。相変わらず、展望のない道ですが、整備された道で、指導標も随所にありますので、いろいろな事を考えながら、迷うことなくのんびり歩けます。二ツ塚峠から、山中、ひとりのハイカーにも出合うことはありませんでした。
　二ツ塚峠から少し先、左方下はえぐられた造成地。前回入り口を見たゴミ処分場の上部でしょうか。馬引沢峠は右手に車道が登来ています。そのかなり先、分岐の指導標に従って右方、北東に青梅の街が見下ろせる赤ぼっこの三角点を往復。その少し先、指導標に従って右へ主尾根を外れて天狗岩へ。やや急な道を下って登った天狗岩は、主尾根より北に張り出した露岩頭で、北西の展望が開けて、日向和田から軍畑への市街地が箱庭のように見渡せ、その先に高水三山や、御岳−大岳が目立っています。おあつらえ向きに松などあってちょっと大休止したい所です。


　天狗岩。


　天狗岩より高水三山方面。


　分岐まで戻って、今まで通りの尾根歩きの順路を進めば、やがて左手に造成された平地を見て、その先右へ折り返すように下り始めます。道なりに下ると谷の道となり、人家のある林道から舗装道へ出合い、わずか右で突き当たるバス通りを渡って右へ少し行くと左へ分岐する道があり、これを採り、和田橋を渡って、宮ノ平駅へ達することができました。

　このコースは、これと言った見所や大展望があるわけではありませんが、前半好もしい雑木林もあり、また整備されたコースなのに人にあまり会わずにお手軽に静かなハイキングが楽しめます。あまり早く起きられなかったけど、今日は天気がいいのでどこか歩かないと勿体ない、と言うときなどにお勧めです。