1997年1月3日(金)快晴・強風 JR・安房鴨川920…(マックで食事20分)…二軒屋BS1055…ゴミ焼却場1130… (5) 75 (□30) 35 (80) 50 1220香木原峠付近1235…林道1330…1420安房高山1440…1545高狭中前BS (230) 55(245?) 50 (△365) 65 (□48) 体力度B 神経度B+(歩行合計5時間50分) ◇2.5万図 鴨川 さて、年末の有間山−棒ノ折山はハードだったので、今年の初ハイクは、文字通り「のんびり散歩」にしようかと思い、朝日新聞夕刊「山便り」欄で見つけた安房高山にしました。この欄を見て良さそうだと、切り抜きをその地域の地形図の裏に貼り付けて、機会をうかがっているのです。「展望のよさで古くからハイカーの間で親しまれている」とあったので、標高も低いし、遊歩道のような道を想像して、安心していたのですが・・・。 駅のそばで、目的の金束(こづか)方面行きバスがすぐに見つからなかったのでマックで食事をしてバス通り(県道の分際で「長狭街道」という標識多い)を歩いていると、金束行きのバスが追い越して行くではないか!!!。次のバス停で時刻表を見ると案の定1時間以上来ない。地形図で距離を確かめ、観念して歩くことにしました。池田地区の二軒屋BSの手前から横道に入り、だいぶ山の中に入ったなと思う頃、ゴミ焼却場。ここから、未舗装となりますが、草深くいやな予感。一応車道ですが、一部草に埋もれて細くなっており、バイクでないと無理でしょう。いくつもの切り通しを通るので香木原峠(読み方不明)も通り過ぎてみて、送電線の位置などからやっと「ここらしい」と判る始末。しかも左の尾根へ取り付く道が見付かりません。スジ状に草のない場所が見えたので登って行くとやがてツルツルの滑状に。やはり、道ではなく沢でしたか。慌てて、山腹へと逃げました。およよよよ。今日は足だけで歩けると思っていたのに結局は例の手法((笑)四肢駆使)で稜線上に立つはめになってしまいました。 稜線上には、新聞記事通りに、漢数字入りの境界標石がありましたので、それと木の赤布を頼りに西進しますが、小さなコブが多く、至る所に倒木やそれに伴い根が抜けた跡の穴があって、意外に体力と神経を消耗します。やがて、竹林が現れ、しばらく行くと地形が入り組んで来て、289m標高点峰(長野田山)近くまで来ると稜線のつながりが判らなくなってきました。いつの間にか尾根を離れていて、幅1〜2mの小川が現れ、赤布が示す地点で渡りました。たぶん、記事のルートからは外れたみたいでしたが、赤布を頼りに行くと、訳の判らぬまま林道に出ることができ、ほっとしました。 ![]() 林道を始めは西進しますが、やがて右(北)へカーブして電波反射板を乗せた安房高山が意外な迫力で望める道になります。突き当たったT字路を左(西)へ行くと安房高山の直下へ行き着きますが、登山道はそこには無く、林道高山線へ入り、南面を巻いて西側へ回り込まなくてはなりません。馬頭観音のある山頂への入り口で、「安房高山」という、本日初めての指導標を見ることができました。山道はまず西峰とも言えるピークへ登り、やせ尾根を伝って東へ更に登ると頂上です。 午後も遅い時間帯なので霞んではいましたが、富士山が意外に大きく見えたのを始め、一部木と電波反射板が邪魔している以外はほぼ360゜の好展望でした。しかし、1坪ほどの狭い山頂で、周りは急斜面なので、おにぎりを食べている間も地面が風で揺れているような錯覚で、落ち着きません。 ![]() 先ほどの入り口まで戻り、林道高山線を西へ行けば、国道410号線に出ます。南へ下って行くと車の往来が激しく、かなり下るまで歩道が無いのでビビりまくりました。長狭中前BSでは、多いときでも1時間に1本しかないバスが運良く15分待ちで来ました。 結局、全行程ひとりのハイカーにも出会わず、山頂付近の林道歩きでも、ほとんど車は通らず、静かな山歩きができましたが、意外と手強いコースでした。文字通りの「のんびり散歩」にしたければ、山頂直下まで車を使った方がよいでしょう。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |