蛇滝口から高尾山・草戸山(高尾周辺)

青のルート


                         2000年 1月 9日(日)曇

京王線・高尾1025…蛇滝口BS1059…2号路分岐1129…1200高尾山1225…大垂水峠1315…
   (160)   34 (200)   30  (480)   31  (△599)  50 (□386)  48

中沢山1403…三沢峠1458…草戸山1515…1615高尾山口
(500)   55  (400)   17(365)   60   (190)

                          体力度B- 神経度A(歩行合計約5時間40分)
◇5万図 八王子 上野原
□筆者参考文献 「東京都の山」(山と渓谷社) 「東京付近の山」(実業之日本社) 


 さすがに高尾山周辺は、交通至便とあって、何度も足を運んだコースが多いのですが、今回は、これまでに登り残した蛇滝コースと草戸山をつないでみました。累積標高差は僅かですが、思っていたよりは歩きごたえがありました。
 今回は、高尾までJRより運賃の安い京王線を使ったので、北口へは出られず、高尾駅からは初めて南口からの出発。道なりに西進して右へ京王線の高架をくぐり、中央線の踏切を渡れば、北口方面から来るR20に出合います。R20を西進し、橋を渡りながら中央線のガードをくぐれば、少し先で右へ小仏峠道が分岐しているので、そちらへ入ります。小仏関跡とか見ながら進めばやがて蛇滝口BS。ここまでバスを使うことも出来ます。少し先で左折して蛇滝コースへ入ります。
 序盤の沢沿いの簡易舗装道は、希に通る車さえなければ6号路(琵琶滝コース)の序盤と似た風情です。やがて、滝は見ることは出来ないまま、蛇滝の修行施設からは、小径となります。この道は、高尾山らしからぬ山道らしい道です。主稜線近くなり、ケーブル駅の喧噪が聞こえる頃分岐が現れますので、左へけば観光客で賑わう1号路(表参道)ですが、静けさを求めて右(2号路−4号路)へ入ります。


 2号路のいい感じの道。


 始めは相変わらず山道を堪能出来ますが、4号路に入ると遊歩道の趣。しかし、混雑もなく、釣り橋を渡ったり尾根に出たりしながら頂上直下まで行くことが出来ます。
 高尾山山頂は広いのですが、施設や立木のため、展望は茶店の右手からの富士山方面がメインです。ビジターセンター(ペランダ)からは、主脈城山方面が見渡せました。
 高尾山からは、奥高尾主脈方面へ下りますと左へ大垂水峠方面への巻道を発見。しかし、そこを行くとまた、主脈に出合ってしまいます。そのすぐ先で、また左大垂水峠方面へ。いい感じで山腹を行くと林道に出合います。指導標に従い左へ「学習の歩道」を行きましたが、下って登り返すような変な道でした。右へ「林道経由」の方が無難かも知れません。
 大垂水峠はR20を歩道橋で越えて行きます。ここから南高尾山稜。急登しばし、ベンチのある尾根へ登り着き、左へ僅かで大洞山です。ここからはやや本格的な下りとなり高度を下げます。この先、前回は出来るだけ尾根通しに行きましたが、今回は、南面を巻く道主体に行きました。ただし、西側からの登り口表示を発見できず、東側から戻るように登るため、前回までに登り損ねた中沢山へは寄っていきました。意外に頂上は近く、狭い切り開きの真ん中に、古い都県境尾根山道開通1周年の記念碑があったのみでした。
 先程の中沢山の分岐で指導標左「梅ノ木平」方面へ入ります。少し先に南面が開ける場所があってベンチもあります。眼下には津久井湖、その先に仙洞寺山や右手に石老山が望まれます。その奥に晴れていれば丹沢山塊が見えるはずです。やがて、三沢峠へ。ここからは、左梅ノ木平、中草戸山、右は城山湖及び峰の薬師(少し先で分岐)へ道が分かれています。本日はこれらの中で唯一未踏の草戸山への道を採りました。この辺は城山湖を囲む尾根道で、やがて着く草戸山からは堰堤とその先の多摩丘陵〜関東平野が望めます。草戸山は365mkの標高故「一年山」とも称される、町田市の最高峰です。
 草戸山から高尾山口への尾根道は、駅に近づく道とは思えない程山の気に溢れていてとてもいい感じです。


 草戸山〜高尾山口から高尾山方面。


 やがて、道は尾根を左に逸れて下降して行きます。土産物屋の隙間からR20に飛び出せば高尾山口駅は目の前でした。



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