鳴神山〜吾妻山(北関東/桐生)

青のルート


                       2000年11月26日(日)快晴

(JR・桐生よりタクシー)登山口847…955鳴神山1030…金沢峠1146…1201大形山1210
             (390) 68 (△980)    76 (560)    15   (△682)

…1325吾妻山1334…水道施設1405…(25'ロス)…1513東武桐生線・相老
75   (481)  31 (230)     43(ロスタイム除く)  (130)


            体力度B- 神経度A (ロスタイム除く歩行合計約5時間20分)

◇5万図 桐生及足利
□筆者参考文献 「群馬県の山」(山と渓谷社)

 以前、桐生の裏山みたいな吾妻山に登ったとき、そこが鳴神山からの縦走路の南端に当たる事を知り、いつかは関東広域のガイドブックにも必ず載っている鳴神山から縦走したいと思っていました。当日は、前日の予報で北関東の方が南岸より良い天気になるだろうとのことだったので懸案の縦走を実行に移しました。

 東武線が便利なのですが、新桐生からだと交通の便が悪いので1つ先の相老でわたらせ渓谷鉄道に乗換えて桐生で下車。ここからタクシーを奮発(3,060円でした)して、木品の鳴神山登山口へ。
 始め登山道っぽいのですが、すぐに林道に合流して、登山口から7〜8分で大滝の入口。そこの指導標には「鳴神山まで55分」となっていましたが…。林道は右へ左へと折れて滝を高巻くと、谷に沿ってぐいぐい登って行きます。この傾斜は、車道というより広い小径という趣。一度右への道を分け、次に右へ折れる所で、木にチョークで書かれた「鳴神山↑」で確認して正面の小径に入ります。
 石がゴロゴロした涸沢の河原を登って行きますが、両側を見ると谷が浅い。その割にはすぐには稜線に突き当たりません。「鳴神山15分」の指導標を見た後、如何にも源頭部と言う感じの凹状山腹を登って行きます。


 如何にも源頭部と言う感じの凹状山腹。


 更に左手樹林帯を登ればようやく稜線にたどり着き、右へ僅かで肩の広場。ここから急斜面をよじ登れば鳴神山東峰(桐生岳)です。身軽な単独行にも拘わらず、ここまで、「55分」から1時間、「15分」から20分はかかっています。ここの指導標はカラい!。
 ここからは、360度の大展望ですが、当日は雲一つないもののややモヤっていて、特にこれから縦走する南方の向の平野方面はぼやけていました。しかし、北方の日光山群や北関東の秘峰袈裟丸山、皇海山等が望まれて大満足。


 鳴神山より、皇海山、袈裟丸山方面。


 1分ほどで達する西峰(仁田山岳)に寄って、コルから肩の広場へ戻り、吾妻山への縦走開始。樹間から展望が得られる雑木の尾根道は非常にいい感じ。


 鳴神山より南下するいい感じの雑木の尾根道。


 ここの道は、当然下り基調のため、いくつものコブを越えて行くにしても手前の登りは僅かです。しかし、やがて尾根が広くなると植林帯の比率も高まり、展望はなくなります。その後着いた金沢峠からは、この縦走路初の本格的な登りとなり、大形山へ。ここまで来ると、吾妻山までの歩程の半ばを過ぎて、まだ時間的にも体力的にも余力十分と言うことでほっとします。


 大形山山頂。


 大形山からも下り基調の上下が続きます。右手が開けると赤城山が壁のようです。村松峠からは本日最後の本格的登り。電波反射板ピークの雌吾妻から少し下って登り返せば待望の吾妻山ですが、狭い山頂は人々々。視界も前回より遙かに悪いのでちょっと休んで下山開始。しかし、やがて小さな登りがあって、ベンチのある小ピークへ。今日は鳴神山〜金沢峠の資料は持って来ていますが、吾妻山付近の資料はなく、前回の記憶も吾妻山山頂付近のルートに関しては全くなし(^^;)。そうです、下山口を取逃がし、更に縦走路続きの尾根を進んでいるのです。でも、まだ時間も体力もあるので残り少々の縦走を全うする事にしました。
 やがて左右に分かれる道は右の方が歩き易そうですが、中途半端な所に降りてしまって長い里歩きが必定。左手へ笹の被った尾根道を採ります。倒木もある藪っぽい道ですが、水道施設の所で車道へ飛び出します。ここまで来ては、桐生よりも東武線・相老を目指す事にしました。緩くなった尾根の南斜面は段々畑状の住宅地です。はじめ車道を左へ右へと折り返して下りますが、その先階段が現れて、一直線に下って行きます。
 修道院に突き当たったら右から車道を迂回して門の所で完全に下界へ。東西方向の車道に突き当たりますが、右へ100mほど行ってもっと広い県道へ出て左へ切り返します。


 赤岩橋から吾妻山(右)、水道施設(住宅地最上段)方面。


 次の交差点は右手結婚式場で角だけがガソリンスタンドとなっています。右折して赤岩橋を渡り、道なりに交差点を直進すれば、相老駅方面なのですが、間違えて左折。渡良瀬川沿いに行ってしまったのに気が付いて戻るのに12〜13分かかりましたから、約25分のロスです。
 相老駅に着く直前上り普通列車発車。ここは、1時間に2本しかないのに内1本は特急という、JR並の阿漕な時刻表編成となっているので、次の鈍行まで1時間と言うことで、ロスタイムがしっかり響きました(^^;)。



▲項目索引▲
◎トップページへ戻る◎