2022年1月20日(木)晴 西武球場前駅818…武蔵野の路入口907…928観察回廊付近936…半島分岐 (100) 49 (157) 21 (152) 24 (172) …1027六道山展望台1046…1100三角点広場1108…浅間神社1123…狭山神社1139 27 (192+13) 14 (△194.0) 15 (178) 16 (170) …1152箱根ヶ崎駅 13 (140) 体力度A 神経度A+ (歩行合計約3時間10分) 【GPS記録】距離10.3km 【地理院地図累積標高差】上り343m 下り303m ◇5万図 青梅 |
最近、運動不足解消の一助として散歩を始めましたが、自宅の周りだけでは物足りないので郊外も歩きたい。で、ネットの地図を見ていると、以前歩いて報告した狭山湖北岸の尾根の北に「駒形富士山」の註記が2か所あり、富士塚あるなら歩いてみようと地図等調べましたが、そのような凸地形は見つかりませんでした。ググってみると、高根の194m三角点峰を「駒形富士山」とするサイトもありましたので久々に行ってみることに。箱根ヶ崎駅の北には神社記号のある170m圏峰が2つあるのでそれらにも寄って、194m三角点峰と六道山展望台を絡めてコース設定。今回は西武球場前駅から狭山湖南岸の尾根をこちらへ辿ることにしました。(文中、「地図」は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) 西武球場前駅からドームの反対側、駅前の道路を渡って斜め左へ行く道を登って行きます。右手には山口観音(※金乗院)の建造物が見えます。五重塔を見て進めば尾根上の車道に突き当たりますが、境内、今来た道近くにあるはずの三角点(137.1m ※二等三角点「上山口」)の確認を忘れました。 ![]() 道路を渡ると、それと並行する多摩湖自転車歩行者道に出るので右へ行きます。 ![]() 少し行くと左手に「玉湖神社」の石柱と鳥居があったので入ってみます。僅かに登って奥へ行くと鳥居や狛犬、いかにも境内と言う感じに石の柵で囲われた平地がありましたが、それに見合う大きさの建物はなくその跡地らしきコンクリ土間(※東日本大震災の被害で取壊された拝殿の跡地)とその奥に祠(※本殿)がありました。(※貯水池関連で東京都が建てたが、戦後、政教分離で廃社。) ![]() 右奥から小径を少し進んでから右の自転車歩行者道に戻りました。 多摩湖自転車歩行者道は、この辺は狭山湖と多摩湖の間の尾根を行っていますが、この先で左へカーブして、多摩湖南岸の尾根を東大和駅方面へ向かって丘陵地を下った後、平地を武蔵野市の関前五丁目交差点まで伸びており、逆コースを自転車で辿ったことがあります。 しばらく先の自転車歩行者道がピークを右から巻くところで、左に小径があるので登ってみました。このピークには165.6m三角点があったのに、こちらも確認するのを忘れました。小径は100mほどで自転車歩行者道に合流。 車道を挟んで向かい側に「武蔵野の路」の標柱の立つ遊歩道の入口発見。六道山展望台方面へはこちらに入らなければいけませんが、自転車歩行者道と車道を隔てる擬木の柵の切れ目は少し玉湖神社跡側へ戻らないとありません。1mもないような低い柵なので乗越えて、車道を横断し武蔵野の路に入りました。 ![]() 緩い起伏の道を行き、三又は真ん中を登って下れば富士山が見えました。 ![]() この辺り、道の分岐が多いのですが、北へ向かう道を選べば林道のような道となって、下ると舗装道(途中まで多摩湖自転車歩行者道の北側を並行していた道)に突き当たります。 その交差点、実態は四差路で向かい側の柵は「一般車両進入禁止」のゲートでした。歩行者は通行可なのでその林道のような道を登って行くと、「都立野山北・六道山公園 冒険の森」と書かれた三角アーチの先にベンチがあるので休憩。この辺から尾根の南斜面は公園の敷地です。筆者の認識では「六道山」と言えば六道山展望台付近だったので、こんなに東まで「六道山」の名が付いているのは意外でしたが、展望台付近は「町立六道山公園」で、こちらまで来ている広大な公園は都立です。 ベンチの先には回廊状に張り出した展望デッキ(「観察回廊」)があるので入ってみますが、視界はそばの立木の隙間からで、公園内の遊具や駐車場が垣間見えるものの、付近の尾根に塞がれて遠くは見えず好展望とは言えません。 ![]() ここからは尾根道が続きますが、左右とも樹林帯で展望皆無です。しかし、雑木の疎林なので明るい道なのでしばらくは気分よく歩けます。 ![]() 観察回廊から11分ほどで低い植木に囲まれた石塔があり、回り込んでみると「六地蔵」と記された標柱がありました。しかし、その近辺に地蔵像はは見当たりません。石塔を見ると側面に地蔵がレリーフ状に彫られており、それが「六地蔵」のようです。 更に10分ほど尾根道を行くと狭山湖へ半島のように突き出た尾根への道の分岐があります。隙間のない金網の門で塞がけているので立入禁止かと思いましたが、歩行者はドアを開閉して立入れます。しかし、「この先通り抜けできません」の説明標識の図がかなり消えていて、地図に破線(小径記号)のある半島先端近くまで行けるのかどうかはわかりません。その辺の探索は別の機会にと言う事にして、先へ進みます。 変化の乏しい道に流石に飽きて来たころ左手に立派なトイレ(「猿久保便所」)があり、その僅か先へ進むとレンガ造りの風の六道山展望台が見えてきます。手前の芝生の広場を通って展望台に登りました。 ![]() 展望台は高さ不足(13m)で、丹沢山塊・富士山〜馬頭苅山付近までは木の上に見えるものの大岳山は枝の間、それより左(西〜北)の奥多摩〜奥武蔵〜外秩父・群馬の山は完全に木の陰です。山を見るための展望所としては入間の桜山展望台よりかなり劣ります。この日はもやや雲でこの時間になると富士山も殆ど見えないくらい視程が不良だったので展望台自体の残念感は小さくて済みましたが。(^^; 展望台を下りて西へ。5分ほどで着いたロータリーは「出会いの辻」。「六道山」の地名はこの付近から6本の道が出てるのが由来のようです 右折してすぐ左の小径を行き、遊歩道に合流して歩道橋を渡り、僅かに登ったピークが三角点広場です。中心に三角点標石、脇にはは一等三角点「高根」(194.0m)の説明板がありました。この山を「駒形富士山」とするような表示はありません。以前来たときはなかったベンチに腰かけて休憩。 ![]() 次の目的地(チェックポイント)は尾根続きの170m圏神社ピーク。「諏訪神社」を示す指導標に従えば鞍部から地図に破線のない尾根道を登って達することが出来ました。 ![]() 最後の目的地、狭山神社ピーク(170m圏峰)は独立峰なので一旦平地へ下ります。諏訪神社から社殿正面の石段を下って行けば地図記号が示す通り、入口のすぐ左脇にも神社(「八雲神社」)がありました。 地図を見ながら道を選んで南南西麓へ回り込み、石段を登って社殿前に達しました。山頂は社殿の奥だったので左から回り込んだのですが地図上山頂から30mくらい手前に「立入禁止」の立札があったので、登頂は断念し、そこから山頂付近の写真を撮って下山しました。 ![]() 石段を下って<166>を南下、青梅街道(<5>)を渡った先で右斜めへの裏道に入れば間もなく箱根ヶ崎駅です。 全般的に起伏緩めで、散歩的レベルの負荷のハイキングとして目論見通りいいコースでした。お手軽コースですが、やはり緑の中を歩くのは街を散歩するのとは一味違った良さがあります。ほぼ予定通りのルートで数か所の目的地を繋ぐことが出来ましたが、進路に気を取られて、ルート沿いに3か所あった三角点のうち2か所の標石を見逃してしまったのは失敗でした。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |