百草園〜多摩センター(多摩)



                      2022年3月16日(水)晴一時曇

百草園駅1051…1103京王百草園散策1137…1145百草八幡宮石碑P1148
   (60)    12       (110-140)    08              (139)

…三角点(125.5m)最接近1231…1256アポロ広場1310…<20><157>分岐1338
43               (125)    25         (121)    28         (66)

…1402愛宕配水所門前1407…1444京王多摩センター駅
24         (△115.2)    37                  (86)


                        体力度A 神経度A (歩行合計約*3時間15分)
               【GPS記録*】距離10.2km
               【地理院地図累積標高差*】上り331m 下り305m
                               *百草園園内・アポロ広場内・愛宕配水所の門前の移動は除く
◇5万図 八王子

 先日、「旅ラン 多摩丘陵」トレースの後、多摩センター駅前のスシローで寿司を食べたのが気に入ったので、ゴール地点を多摩センター駅として周辺で個人的未踏の丘陵コースを歩きたいと思いました。そこで、百草園駅スタートで京王百草園周辺、その西の125.5m三角点(130m圏ピーク)周辺、多摩センター駅北から東へ延びる愛宕周辺の3つの丘陵上部をつないで多摩センター駅まで辿るコースを策定し、歩きました。(文中、「地図」は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 百草園駅西端の改札口から南へ道路を渡り、僅か東から西南西向きの裏道へ入り、案内看板など見つつ京王百草園を目指しますが、正門まで50mの標高差があり、車道ながら結構急な登りが続きます。


 駅から京王百草園までは結構な登り道。


 「梅まつり」開催中なので水曜日の本日も営業。正門(唯一の入口)から入って入園料300円を支払い園内散策。


 京王百草園正門。


 園内は梅の木を中心とした庭園で、その梅の花が見ごろでしたが、桜やツツジと比べると小ぶりなので枝がよく見えてやや寂しいです。


 園内は梅が見ごろ。


 園内は丘陵の東南東向き斜面から尾根にまで達しており、最上部及びその東のピークは見晴台のようになっていますが木に囲まれていて好展望はありません。ただし、中段には南東に丘陵が望める場所や、北東に府中等市街地が望める場所もあります(気象条件良ければビルの間に筑波山が見えるとの事)。
 京王百草園を出たら、すぐ西に接する百草八幡宮へ。標高差15mくらいある石段を登れば社殿前。社殿の右奥にも祠があります。


 百草八幡宮社殿。


 左側から社殿の裏へ登って行けば、数m離れた2つのピークに辿り着き、西側のピークには石碑がありました。石碑の横には「松連寺詩碑 解説」の説明板があります。



 社殿裏の石碑ピーク。


 ピークからは南西側の車道へ下り、北西へ進みます。程なく信号交差点。
 ここから目指す25.5m三角点は三沢二丁目の住宅地の奥ですが、この住宅地から三角点の丘陵に登る道はなさそうですし、丘陵のピーク(130m圏)は三角点の南なので、ここで左折し、七生緑小学校の前を南西へ進み、百草台自然公園交差点を右折、三沢配水所の先で更に右折して丘陵南部西側から尾根上へ続く道に入りました。
 車道ながら、尾根道で左右に眺めが得られます。
 しばらく進むと道は尾根の右側を巻き、地図に電波塔記号のある130m圏ピーク方面は立入禁止でした。ピークを過ぎて三角点の東に近付いた辺りに何かの跡地の門(※三角点まで85mくらいの場所)があり、中が覗け、奥に更地の稜線辺りが見えましたが、距離も地面の凹凸もあり、三角点標石は確認できません。また、門の銘板もなく、何の施設のだったのかも不明。


 三角点の東側は立入禁止の施設。


 西側の方が三角点に近付けそうなので尾根の西側へ回り込むことにしましたが、尾根を乗越す道はないまま北麓の広い道(※川崎街道<41>)まで下ってしまいました。西へ進み、信号交差点を左折南下し70mくらい先の左手「梅が丘入口」の看板から三角点の西側の住宅地に入りました。すぐ先に「梅が丘居住者案内図」という地図の案内板があり、これを見ても地理院地図等で得た情報同様、ここの住宅地は入口の道路がさっきの1か所しかないことが判ります。
 とにかく上へ上へと登って稜線に近付きます。そして、ついには住宅地最上部に突き当たる袋小路の奥の階段に登りましたが、民家の門前(※三角点の南20mくらい。最接近。ただし、少し西の北向きの袋小路の奥は三角点まで13mくらいだったようです。)に出てしまい、そそくさと下ります。こちら側の尾根沿いも民家の敷地で覆われており、稜線に至る道はないようです。
 結局、三角点標石が確認できる位置への道はなさそうなので諦めて下ります。一応「梅が丘」住宅地の南端まで行ってみましたが、やはりこちらからは下る道も尾根へ向かう道もありません。しかし、住宅地の西端の道を「梅が丘入口」に向かう途中に西へ下る階段があり、さっきの続きで南下する車道に近道(※200mくらい短縮)で降りることが出来ました。
 南下しながら緩く登って行くと、左に「百草団地緑地」の看板(描かれたものが剥げていて殆ど読めない)があり、そこから始まるコンクリ舗装の遊歩道に入りました。この道は車道から離れてぐいぐい登って行き、児童館の手前から左の車道に出ます。この辺りは先ほどの130m圏ピークの南側に続く尾根が広くなった(あるいはそこを均した)場所です。
 この道を南下して行きます。左側は広大な団地(百草団地)が続きます。突当りを左折して尚も南下すると左手交番の先は広場になっていてベンチもあるので奥のベンチで休憩にしました。レンガのようなブロック(かタイルか)敷き詰められ、中央に展望台のような櫓のようなものがある不思議な広場です。広場を探しましたが「○○公園」「○○広場」のような掲示は発見できませんでした。(※グーグルマップによれば「アポロ広場」。)


 アポロ広場奥より。右は百草団地交番。


 アポロ広場前から引き続き南下。左カーブしてこの辺りからしばらく下り。突当りは右折して、150mくらい先の三差路で左へ分岐する道に入ってほぼ下り切れば広い道(※野猿街道<20>)に突き当たるので左折します。
 殿田橋を渡り更に行くと、右に広い道(<157>)が分岐するのでこちらに入ります。
 右側の歩道を行くと、車道部分はせり上がって行き、歩道は右下に並行する側道沿いとなります。側道が本線と合流する交差点を右折、80mくらい先の左手の階段を登れば尾根上の道に出ます。
 右折して少し先、右カーブの辺りに愛宕配水所の門があり、この辺りに115.2m三角点があるはずなので、門の中や植込みの下を覗き込んで探しましたが、ここも三角点標石は確認出来ませんでした。


 愛宕配水所の門。


 諦めて西進するとバス停があり「水道塔前」と書かれていたので振返ってみると配水所内になかなか立派な給水塔が見えました。下ばかり気にしていたのでそれまで眼中になかったのです。右へ渡って少し先で写真を撮りました。


 給水塔を振返る。


 少し先、左カーブしたところで右へ折返すように分岐する歩道を下り左へ折返して歩道橋を渡ります。テニスコートの角に突き当たるので右斜め前方へ進むと左手が高まります。そこは地図上の巨大なロータリーがあるはずなので、階段で登ってみると円形の広場(愛宕東公園内)でした。地図上でロータリーのように見えた環状の道は広場の外周の遊歩道でした。
 この辺りも尾根上です。広場の先(西)からは左の道路の方が高いところを通って行く感じなのでそちらへ。広い車道ですが尾根上の道です。


 尾根上の道。


 右に東愛宕中学校がありますがかなり歩いてもその敷地沿いが続きます(※道路沿いの長さ350m)。流石多摩地区、学校用地も潤沢です。
 この道をしばらく西進し、最後に左へカーブして下って行き、モノレールの高架の手前で左折して南下すれば京王多魔センター駅東端の高架下入口です。すぐ先に並行して小田急多摩センター駅もあります。

 神社境内や公園内以外はほぼ車道併設の歩道歩きですが、尾根や高台を出来るだけコースに入れたので、見晴らしのいい場所も多く、気分よく歩けました。今回は残念な視程の日でしたが、遠望の利く日なら山の展望も楽しめたはずです。



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