2022年3月25日(金)晴 川口橋BS 1051…1114高丸山1120…1203こんぴら山1221 (165) 24 (△253.0) 43 (・274) …1236天合峰(道間違い往復3分)1244…310m圏峰1310…1338森下BS 15 (△300.2〜292) 26 (309) 28 (177) 体力度A 神経度A+ (歩行合計*約2時間30分) 【GPS記録*】距離6.1km 【地理院地図累積標高差*】上り393m 下り381m *天合峰での道間違え往復区間を除く ◇5万図 青梅 |
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地理院地図に山名註記はありませんが、宝生寺団地(八王子市)の東の253.0m三角点峰が高丸山、北の274m標高点峰がこんぴら山、その西の300.0m三角点峰が天合峰です。以前、天合峰〜こんぴら山と歩いた時も高丸山に登ろうとしたのですが、道を間違えてこんぴら山から北麓へ下ってしまったので、今回は高丸山から逆コースで歩こうと言う趣向です。(文中、「地図」は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) 京王八王子駅横のバスターミナルから川上霊園行(武蔵五日市駅行でも可)に乗り、川口橋で下車、バス通りを100mほど戻って右折。平たい尾根上を道なりに緩く登って行けば、舗装道から未舗装の林道、更には小径となります。難路も予想しましたが、明瞭で藪もない、いい感じの道が続きます。 いい感じの道。左側からの尾根の合流2本目の辺りでは「武蔵野の雑木林と萌芽更新」の説明板が立つような整備されたハイキングコースになりました。 柵も現れて公園内の遊歩道のように。やがて、大した苦労もなく高丸山山頂に着きました。広めの切開きで、木に囲まれていますが疎林で向こうの景色も垣間見えます。 高丸山山頂三角点。取り敢えず宝生寺団地へ下山。下り始めてすぐ西側が開けて、宝生寺団地の家並みと奥の山々(※景信山〜入山尾根辺りか)が望まれます。宝生寺団地は高島平団地のような集合住宅ではなく、一戸建て向けに造成された宅地でした。 西への下り道より、宝生寺団地の家並みと奥の山々。道は宝生団地へ直接下りず、北面の尾根東側を少し下って回り込んで、尾根西側を登って来るのでかなり遠回りです。 宝生寺団地側の高丸山登山口。下り着いた宝生寺団地側の高丸山登山口辺りから、こんぴら山の東辺りまで、造成によって稜線が消失している感じです。造成地の北縁を行きたいのですが、その付近は「三室戸学園八王子運動場」になっていて立入れません。(※高丸山から宝生寺団地への道の途中から、運動場の北側、造成地北縁またはその北斜面トラバースの道があった可能性はあります。)団地内の一番北側の道路を西進しますが、右側が造成地が終わり、こんぴら山からの斜面となっても、そちらへの分岐はありません。 水道施設で突当りになります。この辺りからこんびら山への登山道がありそうだと期待したのですが、登り道は水道施設内で、立入れません。左への曲がり角なので少し南進し、四つ角で右折して再び西進しますが、もうこんびら山の南側を過ぎて、右側は谷(下流側を造成で埋めてしまったためか、地図に凹地の記号あり。)です。こうなると、もう、こんぴら山へはその西側(天合峰側)主稜へ登り着いて往復にならざるを得ない感じでしたが、そうはなりませんでした。 谷の対岸くらいまで来ると地図にも載っている右への分岐あり。舗装された車道ですが入口は2本の支柱を細い鎖で繋いだ車止めになっています。何も書かれていないし、何かの施設への取り付け道路でもなさそうなので、「歩行者は通行可」と判断し入ってみます。 この道路は地図に描いてある通りにすぐに終わりますが、その先、コンクリ舗装の細い道で谷底(凹地記号の200m圏。宝生寺団地の標高は先ほどの車止め前で217mくらい。)まで導かれました。周囲は伐採跡地で、谷底には未舗装ですが小径より太い(1.5〜2mくらいか)作業道があり、道をたどると橋で沢の右岸から左岸に渡りました。 谷底の道。沢の両岸はネットの柵が張り巡らされており、沢と道はその間を通ってるので、「柵沿いに登って行くのかな」と思いましたが、少し先(※凹地記号の200m等高線北端辺り)の右手の柵に「扉の閉じ方」の表示があり、鹿柵等で見かけるような扉がありました。 ネット柵の扉。「閉じ方」の表示があると言う事は、「開けて良い」つまり「柵を越えて良い」ものと判断し、扉を開閉してこんびら山側の領域に入ると、作業道でジグザグに登って行くことが出来ました。伐採地の中なので好展望なだけでなく周囲の山肌地形丸見えの不思議な光景です。やがてこんぴら山から南西へ延びる尾根上へ(※230m圏)。 谷への道の入口方面を振返る。(230m圏)その先尾根を僅かに東側へ回り込んだ所で作業道は終わったので、すぐ左手の稜線上の踏み跡を登って行きます。 伐採地尾根上の踏み跡を登る。水道施上部のタンクの脇で柵の扉(谷底から4箇所目くらい)を抜ければこんぴら山山頂の南で天合峰〜こんぴら山の道と合流。山頂へは北へ僅かな登りです。 こんぴら山山頂の金刀比羅神社。こんぴら山山頂には祠(金刀比羅神社)があり、手入れの行き届いた感じの切開きですが、立木に囲まれて展望はありません。ベンチ等ないので、祠の土台(コンクリ)に腰かけさせてもらって弁当タイム。 十分休んだら西方へのミニ縦走開始。先ほどの最後の扉の前まで戻り、柵沿いに右へ尾根沿いの道を行きます。尾根道から伐採地を見下ろすのは、さっき(伐採地の中から)と違い、いつもの伐採地の眺めです。 主稜の道より伐採地の谷。天合峰山頂直前まで来ると、道の左右の木を結んで黄色い立入禁止テープ(TVの報道番組で事件・事故の現場の規制線で見かけるみたいなやつ)が渡してありました。説明書き等一切なくテープだけで、どっち側への立入が禁止なのかすらも判らない意味不明の物です。 天合峰手前立入禁止テープを振返る。取敢えず無視して山頂へ。 天合峰山頂。天合峰山頂は前回の印象と変わりません。展望もなく、弁当も済んでしまっているので5分くらい休憩して出発しましたが、山頂部西端から南西へ向かうべきところ、何も確認せず北へ行ってしまって3分ほどロス(^^;。戻って南西へ向かう道へ。 すぐ先、こちら側にも例の立入禁止テープが。と言う事は立入禁止はこんぴら山への道ではなく天合峰山頂一帯と言う事になりますが、前回と変わった様子はないですし、説明書きもないので意図が全く判りません。 西へ向かう道は低木に囲まれていますが、いい感じの道です。290m圏峰の左を通る手前辺りから、道の両側に見覚えのある緑色の番線柵(一部倒壊)が現れます。立入禁止の表示も現れますが、脇の森林や枝道に対するもので、メインルートを歩くのは問題ありません。こちらの立入禁止区域は前回と同様です。 やがて本日の最高地点310m圏峰へ。 310m圏峰。ここの310m等高線は南北に細長く描かれて下り、こういう場合山頂部がほぼ同じ高さで細長かったりピークが複数あったりするものですが、ここは310m圏の中心より南側の1箇所をピークと特定できます(310m等高線で囲まれているが、地図中心十字線で読み取れる最高値は308.9m)。ただし、山名表示等はありません。 ここから西の290m圏峰を経て戸沢峠へ下るのが前回の逆コース(最大斜度30度はあろうかと思われるうえ、手掛かりとなる立木もまばらな急坂なので下りにはお勧めできません。)ですが、今回は北の尾根を下る計画です。 北へ少し下ると正面の道は「立入禁止」表示ですが本線はその手前を右折するので問題ありません。 北東へ下る尾根道は低木には囲まれていいますが明瞭で感じのいい道です。260m圏、240m圏の分岐はそれぞれ右へ進むのが地図に破線(小径記号)が描かれたルートです。如何にも尾根らしく痩せた部分もあっていい感じ。 痩せ尾根もあっていい感じ。やがて正面に舗装道らしき色が見えたので、麓の道かなと思いましたが、そこ出てみると墓地で、まだ尾根上末端部の斜面です。 墓地に出た。墓地の中のコンクリ舗装道を下って行きます。建物に「三光院」の文字が描かれていましたので、三光院と言うお寺の墓地でしょう。 墓地を抜けて下り、分岐を右へ進めば、次の交差点の右手がお寺ですが、左へ下って行くと、左手に神社があり、鳥居の扁額には「八雲神社」と「熊野神社」が併記されています。そちらには寄らず、右手の日向橋を渡って、その先でバス通りに出ます。そこには「天台宗 聖学山 三光院」の看板と石柱がありす。 バス通り(※秋川街道<32>)を3分ほど東進した「森下」のバス停から京王八王子駅行のバスに乗りました。 全般的に明瞭な道を行きましたが、山中、全く人に出会いませんでした。測ってみればショートコースですが、中身の濃いハイキングが出来た感覚で、充実感はかなりの物でした。 ただ今回の宝生寺団地〜こんぴら山のルートは近い将来通行不能になる恐れがあり、その場合高丸山〜こんぴら山は宝生寺団地の北側を行くしかなさそうですが、トラバース道はあるのか気になるところです。まあ最悪、麓まで下ってしまっても登りの標高差は100mほどなので、初めからその覚悟なら困難ではありませんが。 それにしても、天合峰山頂付近の「立入禁止」テープは意図不明です。あそこが本当に立入禁止なら、もっと麓側あるいはこんぴら山付近にもその表示がないと山頂直前まで登って来て突然、失意の撤退と言う事になるのですが。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |