多峯主山・巾着田・宮沢湖(奥武蔵)



                      2022年12月9日(金)晴

飯能駅1135…能仁寺前1152…1229多峯主山1258…1332高麗駅1338
(108)     17   (117)    37   (△270.7)    34     (110)

…1400巾着田曼珠沙華公園入口1410…1428高麗峠1433…1507宮沢湖ダム南東端(ダム上往復)1517
22                      (85)    18 (△176.5)    34               (122)

…1527ムーミンバレーパーク入口1530…飯能駅分岐(中山)1546…1610飯能駅
10                       (118)    16     (152)          24

                        体力度A 神経度A (歩行合計約4時間00分)
               【GPS記録】距離14.3km
               【地理院地図累積標高差】上り441m 下り441m
◇5万図 川越

 11/18に多峯主山から下った尾根道は上部が雑木の美林で気に入ったので11/30に登りに使ったのですが、その日は曇りで紅葉・紅葉の演色がイマイチだったので、同じルートでまた登ってみました。


 多峯主山登り道上部(22.11.30)。


 しかし…。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 飯能駅の北側から斜めの裏道を行き、大通りに出て西進、飯能河原交差点から観音寺の南わきを車にビビりながら通って右手石段から諏訪八幡神社の境内を通り、市立博物館の前から駐車場を斜めに抜けて中央公園西側を北上、能仁寺前へ。
 広めの車道沿いに西進、同じくらいの道が分岐する三差路を右へ入って緩く登り、「加藤建設工業」の前で右折して狭めの舗装道に入ります。少し行くと舗装道は終わり、多峯主山へ続く太めの小径となります。
 この登山道は、手持ちの数冊のガイドブックの何れにも紹介されていませんが、明瞭なルートで飯能市設置の「落枝に注意」等の表示もあり、ハイキングコースにはなっているようです。
 下部は針葉樹の高木(ヒノキ?)の植林主体ですが、林業は放棄しているのか竹や雑木が混じっています。


 多峯主山登り道下部。


 195mピークを右側から巻くといよいよ美林の雑木となりますが、ガーン、紅葉・黄葉はほぼ終了していましたT_T)。11/30から一週間以上経って、その間寒さは増し、季節が進んだのは実感していましたから、まあ、覚悟は出来ていました。でも、明るくて気分の良い尾根道である事には代わりありません。


 多峯主山登り道上部。


 その後、雨乞池の南側を回り込んで、バイオトイレの手前で御嶽八幡神社方面からの道と合流、石段を登りますが、それが一旦途切れて、西方への巻道が左に分岐、右へまた石段を登って行けば、最後は傾斜緩和のため左へ右へと折れて、多峯主山山頂に達します。
 山頂で弁当タイム。例によって、高齢者団体の人出があり、景色を見るためか、山頂部を移動しながらぺちゃくちゃおしゃべりしているので、背を向けて弁当を食べていても、近付かれると飛沫が振りかけられているようで嫌な気分。
 下りは高麗駅方面へ。まず、西へ下りますが、山頂直下は凹部が落葉に埋もれた露岩の急坂なので、足場を確認しながら慎重に下ります。それが終われば、左から巻道が合流し、その先の分岐で右折して高麗駅方面への道へ。この道は山頂の北側を北東向きに斜めに下って行きます。
 住宅地(武蔵台)が近付いた所に、北側が開けた展望地があり、住宅地の奥に日和田山やその西へ続く山々が望めます。


 多峯主山下り道下部の展望地より高麗方面を望む。


 最後は、水道施設の裏を東へ回り込めば里道に出ます。
 正面に日和田山を見ながら、棚田状に並ぶ住宅地の中のバス通りを緩く下って行けは高麗駅です。昔は売店でそばを食べたものですが、近年は閉店状態です。トイレ休憩の後右手の踏切を渡って巾着田を目指します。
 車道沿いを進み鹿台橋交差点を右折すればいいのに、途中、右への指導標に誘われて裏道に入ってしまいました。近道かと期待して入っても、実は遠回りです。(※+30mくらいですが。) 車道沿い歩道に合流し、鹿台橋を渡ってすぐ、「生活道路に付き一般車両の通行は、ご遠慮下さい。」の表示がある路地へ入り、突当りを右折、左へカーブして行けば巾着田の入口です。
 道なりに進むのは川沿い(巾着田の外縁沿い)の道ですが、巾着田の中を通りたいので右へ。すぐ右折するのが目指す道ですが、未舗装の地味な農道なので見落として先へ行ってしまい、50m以上引き返す羽目に(^^;。
 この道を進めば、巾着田の中心付近から高麗峠方面の丘陵や日和田山を見ることが出来ますが、当然のことながらグラウンドレベルからは農地に囲まれいることは実感できても、巾着型である事までは認識できません


 巾着田の中の道より高麗峠方面の丘陵を望む。


 やがて、巾着田の南東端(外縁の弧の中央近く)に着けば「巾着田曼珠沙華公園」の入口で、左側のログトイレが目立ちます。右側のベンチで休憩。
 ここは今は無料ですが、ヒガンバナの季節には有料となり、以前訪れた時は300円でした。(※2019年まで300円。コロナによる休止を経て2022年には500円に大幅値上げ。その間、見物予防を理由に刈り取ると言う暴挙。その費用と復元費用のせいかも。)
 公園は流れに沿った細長い形なので、横断は僅かな距離です。川岸に出たらすぐ右手の「ドレミファ橋」を渡り、高麗峠を目指します。水面近くを渡るドレミファ橋には橋桁があります。ってそれは当たり前なのですが、飯能・吾妻峡のドレミファ橋は橋脚のみで、跨いで渡りますので。
 一旦里道(車道)となりますが、指導標に従って行けば、高麗峠方面への小径に入ることが出来ます。
 初めは薄暗い谷沿いの道ですが、やがて美林の尾根道となり、紅葉・黄葉が若干残っていました(^_^)。

 高麗峠への尾根道。


 やがて、左後ろからの尾根道を合わせるとすぐ先に「高麗峠」の標柱とベンチがあり、ここで小休止。峠とは言っても、尾根の両側がゴルフ場の敷地なので、乗越して行く峠道はありません。(※地図を見ると近くに176.5mの三角点がありますが、過去何度か来た時も今回も、標石の確認をし忘れました。)


 高麗峠の標柱とベンチ。


 11/30の時はここまでほぼ同ルートで、ここから飯能駅に下ったのですが、今回は宮沢湖まで足を延ばしました。
 高麗峠からスイッチバックして、先ほど合流してきた方の尾根道に入ります。この道、ゴルフ場の中を通っているので、プレー領域から近い部分はトンネル状のネットの中を通ります。


 ゴルフ場を通るトンネル状のネット。


 ゴルフ場の東端近くでは、右手金網越しに、名残の紅葉を見る事が出来ました。


 ゴルフ場内の紅葉を金網フェンス越しに覗き見る。


 その先、宮沢湖近道と表示された分岐がありました。右へ行けば宮沢湖岸に出られるようで、その後左折して岸沿いにダム北西端へ行けそうですが、表示の案内図の道の湖岸近くに×印が描かれているのが気になりました。宮沢湖のダム付近は無料ですが、事前情報で上流側の湖岸は有料施設「ムーミンバレーパーク」になっているらしいので、通り抜け出来ないとか、何かの事情で通行止になっている区間があるとかが疑われました。
 そのため、右折はせずに直進。すると、すぐに里道(舗装車道)に出てしまいました。しばらくこれを行きます。

 里道を行く。


 左に「狭山茶田辺園」を見た先で右折すれば、ダムと並行する道になります。もう、陽がだいぶ傾いて、写真を撮ろうとすると画面に太陽が入ってしまうので、しばらく進んで三差路の手前で太陽を電柱の影に入れて撮影。


 下流側より宮沢湖のダムを望む。


 三差路を右折して5分ほどでばダムの南東端に登れます。


 ダム南東端よりダム上を見る。


 せっかくなのでダム上を往復。北西端からは湖岸に沿った道が続いていましたが、こちらには「←高麗峠」のような表示はなく、先ほどの「近道」まで行けるのかどうかは判りません。
 ダム南東端は「メッツァビレッジ」の入り口です。メッツァビレッジは無料区域ではありますが、施設敷地なので開放時間は限られており、この日は16時まででした。まあ、時間的にはそれまでに通り抜けられそうです。


  メッツァビレッジ核心部の建物を振返る。


 核心部と思われる建物群の前を通過してしばらく湖岸沿いに行けば有料区域「ムーミンバレーパーク」の入口です。宮沢湖の湖岸付近にも紅葉が少し残っていました。


 ムーミンバレーパーク入口付近より宮沢湖対岸を望む。


 ここから左に登って行くのがハイキングコースです。
 尾根道に登り着くのかと思いきや、乗越して反対側の谷沿いの道となります。程なく源頭部の手前から左(南)側の尾根に乗りますが、この先、尾根上もゴルフ場の敷地で、また乗越してハイキングコースは、尾根の南側を行きます。
 この道は、高麗峠から南下する道(奥武蔵自然歩道)まで続いていますが、少し行けば飯能駅方面への分岐がありますのでそこから下りました。
 僅かな下りで住宅街の道となり、南下して中山交差点からは「駅前通り」となり、次に渡る広めの道はR299です。右は秩父方面、左はR463バイパスに繋がるR299バイパスですが、正面駅前通りも飯能駅前交差点までR299(旧道:左折し根岸経由で入間市方面へ)です。この道をそのまま南下すれば飯能駅に着きます。

 今回、紅葉見物の目論見は外れましたが、雑木の美林は多くあり、久々に宮沢湖に訪れた事もあり、充実したヒルウォーキングが出来たと思います。



▲項目索引▲
◎トップページへ戻る◎