多摩湖初日の出ハイク(多摩)



                      2023年1月1日(日)快晴

多摩湖駅0628…632村山下ダム(北端〜南端園地)722…鹿島休憩場800…西端三角点835
   (92)    04      (105)                   38     (136)   25 (△165.6)

…千手観音三角点913…1004村山下ダム(北端)1009…1015多摩湖駅
38     (△137.1)   51                        06

                        体力度A 神経度A (歩行合計約3時間00分)
               【GPS記録】距離12.8km
               【地理院地図累積標高差】上り246m 下り246m
◇5万図 青梅

 今年も初日の出見物に行こうと、東側が低く開けていて初電で日の出に間に合う場所を地図で物色。アクセス難易度的に高度感のある場所は諦めて、駅から近くてお手軽な村山下ダムを選定。日の出の後は多摩湖外周を一回りすれば軽いハイキングにもなります。このコース、後半は西武球場前〜六道山展望台(22.01.20)の一部と同じルート(逆向き)になりますが、その時標石の確認をしそびれた2つの三角点に寄って行くのも一興。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は宅後調べて得た知見です。)

 多摩湖駅改札口からそのまま進んでトンネルくぐって車道反対側に出ます。すぐ西側の三差路で車道を渡ればもうダム北端の園地。土の小径を緩く登ればあっけなくダム北端に着きました。
 しかし、堤体の上に来てびっくり。高尾金比羅台、桜山展望台や天覧山のような展望地でもないので人影なんてぽつりぽつりと想像していたのに、東側の欄干が飽和状態になるほどの人出。物好きな人大杉!。

 意外な人出。


 仕方なく、背の低い小学生二人組の後ろに場所を確保して、初日の出を拝みました。


 2023年。村山下ダムの初日の出。


 その後、多摩湖を前景に富士山や大岳山・雲取山方面の写真を撮影。


 村山下ダムより新年の富士山。


 同、大岳山・雲取山方面。


 ダム南端園地のベンチで弁当タイムの後、多摩湖外周ハイキング出発。多摩湖自転車道を行きます。


 多摩湖自転車道。


 この道は、田無駅の南方から東大和まで一直線に来た後、村山下ダムの南端近くから北端近くまで、緩い起伏とうねりで多摩湖をほぼ一周しています。以前、筆者も自転車で走破していますが、今回はその多摩湖周回部を歩く事になります。
 この道は、概ね多摩湖を囲む尾根沿いですが、木立に囲まれて、展望はよくありません。歩行者・自転車専用道ですが、この日すれ違ったのはランナーが多く、それもアスリート系ではなく高齢者ジョガーが大部分の印象でした。
 長い歩道橋(※鹿島橋)を渡り終えると時刻表示盤が目立つ小園地(※鹿島休憩時所)で、右へ村山上ダム経由で北側にショートカットする道が分岐しています。
 周回西端部では道は165.6m三角点ピークを左から巻いて北側へ回り込むのですが、その寸前に右の小径に入り、少し登った先で三角点標石に達することが出来ました。ここは多摩湖の谷の源頭ピークにあたります。


 多魔湖自転車道西端近くの三角点。


 道なりに下り、東に向きを変えた多魔湖自転車道に合流します。この部分倒木が道を塞いでいましたが、それをよける踏み跡が出来ていました。
 多摩湖北岸の尾根は狭山湖南岸の尾根でもあり、多魔湖自転車道はその尾根沿い付けられていますが相変わらず展望はよくありません。足任せに進めば左手に山口千手観音観音の五重塔が見えて来ます。歩道の柵と車道のガードレールを乗越えないとすぐにはそちら側へ行けませんが、少し通り過ぎた「山口観音 裏参道入口」看板ゲートの前に柵やガードレールが途切れて横断出来る通路があるのでそこから車道を渡り、看板をくぐります。
 境内の指導標が示す順路は右ですが、目指す137.1m三角点は左上なので左へ。しかし、この道は仏像の裏まで。仕方なく斜面を登ると、三角点標石に達することが出来ました。

 山口千手観音観音五重塔近くの三角点。


 道ではない斜面を下るのは見咎められる恐れがあるし、境内を歩くのも悪くないので、往路よりやや遠回りな正規のルートで車道へ出て、多魔湖自転車道に戻り先へ進みます。
 少し行くと大きな歩道橋(※多摩湖橋)となり、右下に村山上ダムが見えます。多摩湖を東西に分断しいいるダムなので、左右に湖面が迫っているはずなのですが、東側は水がなく、土がむき出しです。何やら工事(※ぐぐったら堤体強化工事らしい。)しているようですが、水はどうしたのでしょう。さっき村山下ダムから見た時は水面が下がってる感じではなかったので、この時は不思議に思いました。
 西武ドーム(現在は「ベルーナドーム」)の裏側を過ぎると西武山口線(レオライナー)も並走するようになります。山口線は原価率500%以上の大赤字なので、間もなくバスに切替わるようです。


 西武山口線と並走する区間。


 しばらく行って山口線と別れれば、ゴールは間近です。コンビニ(ファミリーマート)前を過ぎると、金網越しですが、湖面と富士山がいい感じに見える場所がありました。
 その先、もう右側は村山下ダム北端の園地となります。多摩湖駅へはこのまま多魔自転車道を行った方が近いのですが、もう一度ダム北端へ行きたいので園地に入りました。
 園地内を少し行くと右上にアーチ状のモニュメントが見え、階段を登ってそれ(排水路トンネルとの説明板あり)をくぐれば、湖面と富士山が見える展望台でした。
 間もなく、ダム東端に着きました。先ほどの疑問を解消すべく、堤体上に入って湖面の奥を望遠撮影。村山上ダムの手前に水をせき止めている仕切りと思われる壁を確認することが出来ました。


 村山下ダムより湖面の奥を望遠撮影。


 園地から車道へ降りて多摩湖駅へ戻る時、車道の駅側を行きましたが、少し先へ行ってから折返すように下るので、反対側からトンネルをくぐるより遠回りでしたT_T)。

 すいていると思った村山下ダムですが、かなりの人出(上の写真は日の出20分前ですが。この後更に増えています。推定、1m4人として、長さ500m以上なので2000人超え。)でびっくりしました。
 多摩湖一周は、三角点探索など、所々見所がありましたが、展望が良くないのでやや退屈な部分が多かったです。花の季節や紅葉の季節ならもっと楽しめたかも知れません。



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