天竺山周辺A(奥多摩)

2024年2月14日(水)晴




〇体力度A 神経度A+ (歩行合計約2時間30分)
◇5万図 五日市 八王子
□筆者参考文献 過去の拙報告


 地理院地図で近場のショートコースを物色していたら、武蔵五日市駅の北東の小山塊に目が留まりました。そこは、以前(04.10.16)行った事のある天竺山周辺ですが、前回は西側から入る林道 横沢・小机線から登りました。今回、南側の神社記号から天竺山へ道が続いているのに注目、この道を登ってみようと思い立ちました。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 武蔵五日市駅前の道を左へ進み、左カーブして五日市線の高架をくぐる手前で右折。裏道を3分くらい進んだ十字路を左折し、右カーブしてすぐ左折。踏切を渡れば登りなって鳥居がある。振返れば、五日市の街の奥に秋川丘陵、更に奥に刈寄山〜臼杵山が望める。



 少し登れば三内神社の社殿がある。



 右手から登って行けば天竺山の南の鞍部に着く。山頂は左だが、右手の280mピークに寄って行く。地図を見ると鉄塔がある(送電線が折れている)ので展望を期待したため。しかし、木に囲まれて皆無。すぐ引き返した。鞍部のすぐ先の左手からは五日市市街が見下ろせ、奥に秋川丘陵、更に奥に刈寄山〜臼杵山が望める。



 ひと頑張り登ると一旦傾斜が緩み、最後の石段を登れば木に囲まれた天竺山山頂。ここの祠は三内神社の奥社かと思いきや標柱に「三内神社本社」とある。(※麓近くの社殿は拝殿らしい。)



 少し右へ行けば秋川左岸の平地の奥に右岸の丘陵地が望める。



 道なりに下って行けば最後はロープも設置された急坂で林道 横沢・小机線の峠に下り立つ。



 正面には赤テープも見えるが、藪の法面をよじ登るのは無謀。北側の尾根への登り口は少し右にある。天竺山の北側を東に延びる尾根に登り着き(指導標あり)、右へ進む。
 313m標高点峰を始めいくつかコブを越えて行く。300m圏峰にも指導標があり「日の出団地」方面へ進む。急な下りにロープか設置されている。
 やがて辿り着いた本日唯一の三角点峰(307.6m)には「唐松山」の手書き表示板が木に取り付けられていた。三角点標石に腰かけて休憩。



 次の300m圏峰は南西側を巻いて行くが指導標の「日の出団地」方面へ進むと道を見失った。少し右往左往した後指導標の近くまで戻って道を発見し、一旦浅い谷に降りるが、その先、登り返す道も判りにくく、また少し右往左往した後発見した。
 その先、宅地(日の出団地だろう)の南西縁を行く。前回はこの辺りから左手宅地に降りて、里道を下ったが、今回はこのまま出来る限り尾根沿いに東へ進み、232m標高点峰から神社記号へ南下して、武蔵増戸駅を目指すつもり。



 ところが、次の280m圏峰を右から巻いたらそのまま南への尾根道に入ってしまった。50mほど引き返した場所には東京都の指導標があり、今入った道には「横沢東側尾根」、東への道は「行止まり」と表示。「行止まり」が目的の道のようなので、藪漕ぎを想定して皮軍手を着用の後出発。
 しかし、280m圏峰の南側を巻いた道は僅か先で東の尾根上に復し、そこには広くて明瞭な道が通っていた。「行止まり」とはいったい何だったのか?。
 その先、道は尾根の南側を行くようになり、不明瞭になった。藪は薄いので左へ登って稜線に復帰したらその場所は水道施設(※平井第一配水所)の裏側で、また明瞭な道が通っていた。
 道なりに進んだら目標の232m標高点峰を左側から巻いてしまっていたので、少し戻って登頂した。山頂は林の中で標高点なので標石はないし山名標識等も見当たらなかったのですぐ引き返す。
 程なく神社記号の場所に着いた。そこは「北郷神社」だった。由来の説明板もあり境内は小公園のように整備されていた。ここで最後の休憩。



 参道らしき歩道の後、コンクリ舗装車道を下って行けば、平地に出る手前、墓地の脇に梅の花が咲いていたので撮影。



 別の梅の木の下には黄色い草花(※カレンデュラか?。)が咲いていたのでそれも撮影。



 平地に出てからは適当な道を拾って武蔵増戸駅を目指したが、最後に大失敗。駅の西側踏切の北、森ノ下交差点からそのまま南下して踏切を渡ればすぐに駅入り口だったのに、北側に入口があると思い(武蔵引田の記憶と混同)、東へ進んでしまった。駅の東端まで行っても入口は見つからず、しかも東側の踏切は駅ホーム東端よりかなり(※180mくらい)東だった。



 踏切を渡って線路南側の道を西進して駅の入口に着いたが、500mも遠回りしてしまった。しかも、踏切では上り電車通過待ち。遠回りしなければ乗れていたはずで、時刻表を見ると1146発。乗ったのは1213発なので27分のロスT_T)。

 前回の印象に比べて、道が整備されていると感じました。手持ちのいくつかのガイドブックにも載っていないコースなのに地元ではなく東京都が設置した指導標が結構ありましたし藪漕ぎもありませんでした。それでも、後半は2度道迷いもし、ルートファインディングも楽しめました。
 ルート上の神社記号は三内神社と北郷神社でした。どちらもよそでは見なかった名前ですが、よく整備されていて、地元に親しまれている事がうかがえます。三内神社周辺では、御嶽神社、金比羅宮、稲荷社の小祠も目に付きました。
 山岳展望に恵まれていないのは残念ですが、朝、早めに家を出れば弁当不持参で昼前に下りて来られるショートコースとしてはかなり面白くて、推奨出来ます。



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