平沢富士山(奥武蔵)

2025年3月15日(金)曇




〇体力度A 神経度A (歩行合計約3時間00分)
◇5万図 川越
□筆者参考文献 過去の拙報告


 平沢富士山は以前(14.11.14)高麗から日和田山・物見山経由で行った事があり、その時はできるだけ尾根沿いにというコンセプトで道迷いしながらルートファインディングを楽しみました。今回はそれより軽いハイキングにしたくて、高麗川駅発でメインルートを登りました。(文中、単に「地図」との表記は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。)

 高麗川駅をを出たら正面へ進み県道<30>に突当たったら右折します。


県道<30>に出た辺りから日和田山・無高指山を望む。

 駅から30分くらいで平沢橋を渡ります。


平沢橋から、富士山(右)・白銀平(中央)・192m円錐峰(その左)を望む。

 その先、北平沢運動場交差点でカワセミ街道を渡り更に進むと、交差点右に「平沢天神社」の赤文字が見えますが、そこ(「高麗川カントリークラブ 左折」の看板あり)を左折します。
 ゴルフ場の入口を過ぎ、富士山の山裾まで来たら時計回りに少し回り込めば登山口があり、浅間神社の鳥居が見えます。(ここまで所々にある指導標では「白銀平」を示す方向を選択すればここに来られます。)
 戻り気味の方向に右折して少し登れば稜線上に出て、すぐ右には「御師岩」があります。こちら側からだと2mの標高差なので寄って行きました。


御師岩

 岩の反対方向の急登を頑張れば祠のある富士山山頂です。展望はありませんが疎林の間から周りの山が覗けます。


富士山山頂

 富士山からは登ってきたのとは別の道を下ります。コンクリの擬木で土留めした階段状の道ですが、土がなくなってハードル状となってしまっているところは怪我しそうなのでいけないと思いつつも脇を通らせてもらいました。
 先ほど辿って来た車道の続きに出合いますので右折して、その先Y字路の左が白銀平で、コンクリ製の展望台があります。


白銀平展望台

 当日、曇っていて視程は悪かったのですが、白銀平は北側が富士山に遮られている場所ですし、展望台は周りの木より低く開けているのは平野側のみなのでもともと展望は期待しておらず、それ程ガッカリはしませんでした。
 ここで大休止。


 誰もいないのをいい事に、展望台の上でバーナータイム。

 ここの南側はゴルフ場の敷地なので麓へ直接下山は出来ません。先ほどの車道を戻ってこちら側の富士山登山口から西へ山腹道を辿ります。この辺はは前回と同じルートです。
 やがて左カーブして下って行けばゴルフ場の縁沿いの車道に出ます。ここを左へ行くのが前回のルートで、カワセミ街道に出ます。前回はそのまま高麗川駅まで歩いて帰宅しましたので、今回は高麗神社・聖天院等、高麗郷散策をするつもりでしたが、ここの指導標、逆(右)方向に「滝沢の滝 0.9km」とあり、興味をそそられました。前回と違うルートを採りたいという事もあり、そちらへ行ってみる事にしました。
 初めはゴルフ場の縁の道から少し進むと完全に谷底の道となり、地図記号では車道表示ですが遊歩道くらいの幅に感じる閉塞感のある道です。途中右折路を見送り、滝までは意外に距離を感じました。
 見物場所には割と立派な四阿がありましたが、滝自体は4段合計落差数mで水流も細いコンパクトな滑滝でした。しかし、周りの露出した岩がいい感じで、来て損したとは思わないくらいの造形美を感じました。


滝沢の滝

 滝の前から先には道がなさそうなので少し引き返し、「清流」を示す指導標に従って南の尾根を乗越す道に入ります。初め滝方向へ戻るように登り、左に折返して逆方向に登るトラバース状のルートですが、擬木と鎖で作られた埒まである遊歩道仕様です。


林道清流線に出るための尾根越えの道

 稜線に辿り着くと反対側の眼下にはまたゴルフ場が見えます。折返して反対側をトラバースした後、ベンチがある所から左へ下って行けば林道清流線に出ますので左へ下って行きます。この道は何度かバイクで駒高ロータリーに登った後下りに使ったなじみのある道です。
 しばらく下ると清流の集落ですが、この辺りはいつ来ても桃源郷を感じる情緒ある山里です。ウメやスイセン、アブラナ等の花を愛でつつ歩きます。


清流付近のしだれ梅(?)

 カワセミ街道へ出たら高麗駅まで1km強の道のりです。

 土曜日でしたが、整備された遊歩道でもあまり他のハイカーに出合わない里山歩きが出来ました。今回割愛してしまった久々の高麗郷散策も近いうちに行ってみたいです。



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