2022年5月18日(火)晴 白岩滝BS 0928…白岩の滝前0949…1036麻生平1043…1101麻生山1124 (307) 21 (400) 47 (662) 18 (・794) …1201幸神方面分岐1208…南沢山分岐1252…1336金比羅山園地休憩舎1345 37 (651) 44 (545) 44 (442) …1437武蔵五日市駅 52 (180) 体力度A+ 神経度A (歩行合計約4時間45分) 【GPS記録】距離11.4km 【地理院地図累積標高差】上り667m 下り794m ◇5万図 五日市 |
金比羅尾根はかなり以前(99.04.17)に日の出山から五日市への下りで歩いたのですが、麻生山に関しては登った記憶も記録もありません。金比羅尾根の本線ルートはピークらしいピークはことごとく巻いて、アップダウンが軽減されている親切設計なので、麻生山も当然巻いたのです。 しかし、少し前、日の出山に行った時、東面の展望では麻生山はひときわ目立って見えました。 ![]() それで、今回は白岩の滝遊歩道経由でこの山を目指しました。(文中、「地図」は地理院地図を指し、※は帰宅後調べて得た知見です。) 武蔵五日市駅発つるつる温泉行バス乗車、白岩滝で下車。谷沿いの舗装林道を行き、12分ほどで白岩の滝遊歩道に入ります。 ![]() 5分ほどで滝が見えましたが、それは白岩の滝ではなく、その手前からは右へ高巻くように登り、少し行くと白岩の滝の前に着きました。 ![]() 遊歩道はこの先通行止めなので、また滝の手前から右に高巻くようなう回路へ。7分ほどで遊歩道に合流しました。 どこまでが遊歩道だったか判りませんが、ルートは終始明瞭です。一旦林道に出ますが、すぐまた沢沿いの小径に入って登って行けば、傾斜が増した道は沢の源頭部へ。源頭部はよくあるお椀状ではなく傾斜が緩み平たい杯っぽくなっていました。前方に鞍部っぽい稜線に空が食い込む景色が見え。道はそれに向かって登って行きます。到達した鞍部は林道が乗越ていて、「麻生平」の標識がありました。 ![]() ここは、北面の展望が開け、西には日の出山も見えたと思いますが、山頂付近まで行けばもっとちゃんと見えるだろうと思って撮影しなかったのは大失敗。 休憩の後、登頂への最後の登りへ。 今までは植林帯の沢沿いの道でしたが、ここから山頂への道は山腹の小尾根の道で、低木の下草の間を行く明るい区間もありました。この時期、草がかぶさり気味の道ですが、虫が少なめだったのは幸でした。(休憩時、顔などの露出部に虫よけのハッカ油溶液をスプレイしてはいます。) 植林帯の金比羅尾根主稜へ登り着き、左へ僅かで麻生山山頂です。 ![]() 北東面が伐採された山頂からは、高峰・三室山(646.7m峰)〜通矢尾根が間近に見え、その奥の山並みや平野もが望まれますが、残念ながら樹林に遮られて日の出山は見えません。 ベンチで弁当タイム。 ![]() 休憩の後、他の登山者が来たタイミングで山頂を辞しました。麻生山の頂稜部は細長く2つのピークがあり、山頂はその北西側のピークなので、南東側に僅かに下って登ったもう一つのピークを越えて行きます。 大きく下った後右へトラバースして主稜に乗り、その僅か先で左からの巻道(金比羅尾根縦走路の本線)に合流。ここからは本線を行きます。 植林帯の中、高度を落として行き、2〜3のピークを巻いて行けば、左「幸神方面」の分岐です。 その先では、雑木の美林も現れます。 ![]() 573m峰(※南沢山)を巻く手前の分岐の標識には左「あじさい山」とあります。(※しかし、この方面、南沢山の先の尾根には「あじさい山」はありません。南沢山からは321m峰方面へ三内川沿いまで下って、少し下流の右岸に「あじさい山」はあります。) その先、右側が伐採され、戸倉三山方面(※戸倉城山の奥に日陰本田山(629m峰)、その左奥に刈寄山、右奥に臼杵山。)が見渡せます。 ![]() やがて、林道の切通しに架かる歩道橋を渡れば園地化されている金比羅山の領域です。 ![]() 歩道橋を渡ってすぐ左にあったはずの山頂(468m標高点)はうっかり巻いてしまいました。 少し先で、トイレ等の建物の裏側を通った後、左へ折返してその前の道を行けば休憩舎があったので、ここで最後の休憩。 すぐ横は琴平神社なのですが、社殿の前を我が物顔で歩き回るおっさんがいる割に、あまりぱっとしない見た目だったので、寄らずに下降。 少し先にコンクリート製の展望デッキ(「金毘羅公園展望台」)があり、五日市市街の奥に網代城山〜秋川丘陵西部が望めますが、その両側は立木で遮られ、少し下った道端の方が同じ方面により広い展望が得られました。 あとは、道なりにどんどん下って行き、麓の住宅地からは適当に道を拾って武蔵五日市駅に着きました。ホームに登り着く直前に電車は動き始め、次の電車まで30分、運転間隔がまるまる待ち時間となってしまいましたT_T)。 麻生山は単独にはあまり登られない山ですが、白岩の滝経由の道は麻生平まで谷沿いで展望はないものの、滝や両岸からせり出した岩など、それなりに景色が楽しめました。また、適度な傾斜の登り区間が大部分なのでペース変動による余分な体力的ダメージが少ないですし、下り部分が殆どないので、標高差≒累積標高差で、物理的にも効率的に高度を稼げるいい道でした。 ▲項目索引▲ ◎トップページへ戻る◎ |